アプローチの距離感

CSのゴルフ番組で距離感についてのレッスンがあり、「人間がもともと持っている五感を生かす。」という事を言っていた。例として、「キャッチボールをする時にいちいち歩測しますか?」というのがあった。五感を鍛えるなら解らなくないのだけど、もともと持ってるって?

たしかにキャッチボールする時には距離表示もないし、もちろん歩測もしない。キャッチボールだけでなく、外野からの送球もゴルフよりはまともに目標を狙える。でも野球は子供の時に小さい頃、夜明けから日暮れまでずっとやっていたし、素手で投げるのであって道具は使わない。

ということで、自分にとっての他の距離感について考えてみた。

1.離れたところにあるゴミ箱にボールを投げる。
2.バドミントンで10〜15m離れた友人とラリーを続ける。
3.同じくテニスのラリーを続ける。
4.野球のノックで各野手向けにフライを打つ。
6.野球のトスバッティングで投手にライナーを返す。
7.投げ釣りで狙った位置に仕掛けを投げ込む。
8.バスケのロングシュート。


道具を使うものもありながら、いずれも自分にとってはゴルフよりは正確に狙えそうなものばかり。もちろんゴルフよりは正確という気がするだけで上手というわけではない(笑)。この中で割と得意なのは野球のノックだろうか。ゴルフよりは断然思い通りのところへダイレクトで打てる。

そういえば幼い頃、野球のバットでゴルフボールを打って遊んだ事があって信じられないほど飛んだ記憶がある。しかも距離のコントロール不能。飛び過ぎるのだ。このへんがトラウマになってるんだろうか。あるいはゴルフクラブの形状がセンターシャフトでないことが原因だろうか。

とにかく、今すぐに全面的に本能に頼ってピタリと距離を合わせられるような五感はないことだけは確か。「自分の五感を信じろ。」的な番組だったけれど、言いたいことは解るような気もするが、どうもしっくりこない内容だった。子供の頃みたいな時間があればなぁ。そう思いながらほぼ毎日ボールとクラブを触るようにはしているが…。