練習場でもコースのレンジでも、打席に入る瞬間にその日の具合がなんとなく想像できることがある。よくショットの具合をとって「調子が良い」とか「悪い」とか言われるが、それ以前にその日の精神具合によって、これから打つショットの具合が大方決まっているような…。
毎日自宅でアプローチ練習していても、何も考えずに楽しく打てる時と、シャンクして壁に当てたらどうしよう?と怖い時がある。結果は推してしかるべし。アドレスした時に感じるときもあれば、クラブを握る前からそう思うことも。練習ではミスが出てくれた方が良いけれど、本番のコースでは出来れば「良い状態の時」の自分が当たって欲しいもの。
OB、ハザードが怖かったり、時には地面の芝が怖かったり、打つ前にダメな方のタラレバばかり考えてしまう日はろくなことがない。具合の良い日なんかは、何も考えないうちにどんどん楽しく進んでいく。よくTVや雑誌のラウンドレッスンで「右のOBに打たないように」ではなくて、「打ちたい場所を考える」とあるが、あれを実践することで大きく変わる。
また、自分のように弱い人間にはそう考えられるような土台も必要。それが日頃の練習量によるものなのか、睡眠時間なのか、仕事の忙しさやストレスに左右されるのか、家庭の事情によるのかは人それぞれでケースバイケース。でもミスショットは、技術以外の部分で産まれることも多くあることを知るだけでも、かなりそれは減らせると思う。
半分入った酒びんを見て、「まだ半分もある」と、にんまりするか、「もう半分しかない」と悲観するか。天下は楽天家と悲観論者によって二分されながらここまできたが、いまだ悲観論者によって物事が創造、誕生した前例がない。悲観論者とスライス打ちに未来はない。
(夏坂健著「ゴルファーを笑え!」より)
コメント
コメント一覧 (12)
このメンタル面のお話しは画面の前で大きくうなずかせていただきました。
「〜しないように」と否定的な考えの行動に対しては,身体も委縮した反応にしかなりませんものね。
「コップの水のお話し」私も結構好きで,物の例えに使います。
常に前向きに一歩でも前へ・・・頑張りたいものです。
常にプラスで考える人になろうと思います。
ゴルフのために。。。自分のために。。。
器の大きな大人になるために・・・・。
メンタル面が凄く弱いので、自分のことのように、うなずきながら読ませて頂きました。
なんでもポジティブに考えたほうがいいですよね^^
特にこの頃は‥打つ瞬間‥こわい‥って思ってます
どうやって打っていたのか‥わからなくなって‥
練習不足ですね^^
メンタル強化にはげみます♪
私は楽天家^^;
技術がついてきていませんが(汗)
コメントありがとうございます。自分は悲観論者で、すぐにダメな結果を想定してしまいます。でも立ち直りが早い(忘れるのも早い)ので周囲からは楽観的だと思っているようです。別の言い方だと「テキトー」や「いい加減」があてはまるかもしれません(笑)。ショットが怖くならないために“おまじない”的な作用がある考え方、動作は個人競技には本当に大切ですね。
バンバンさん
一生懸命練習したり上手になる方法を考えたりしますが、本番(コース)ではあまり一生懸命にならないように常に考えてきました。経験が増えたせいか最近はラウンド自体にあまり特別感がなくなってリラックスできるようになりました。食事を摂りながらコースを回ることが多いんですが、時々持参したパンを口にほおばってムシャムシャしながらドライバー打つこともあるくらい(笑)。
幸子さん
コメントありがとうございます。練習場へ行くだけが練習じゃないのでそれを補う方法をみつければ、練習不足という気持ちから開放されることがあると思います。プロのようなメンタル強化はなかなか出来ないと思いますが自分なりの方法、みつけて下さい。
PENONちゃん
楽天家にもいろいろあるからね(笑)。是非それが良い方向に生きるよう頑張って下さい。
ちなみに私は半分入った酒びんを見てもう半分しかないと悲観するタイプです・・・
ゴルフでのメンタルのお話ってけっこう日々の生活にも結び付くようなことたくさんありますよね〜
マイナスじゃなくてできるだけプラスに持っていけるようにこれからトレーニングしてみます(^^)
ほとんど飲みませんよ〜。前回の飲み会でも最初の乾杯のジョッキも半分も飲んでません(笑)。
ゴルフは特にメンタルがゲームを左右するスポーツです。
僕は、ほとんど練習しないので、メンタル(イメージ)を大切にしています。
はじめまして。コメントありがとうございました。ゴルフって本番と同じ環境で練習できないので余計にそう感じます。自分も練習量が減ってきましたので、自宅でできる練習や、体を使った(素振りをしながらとか)イメージ作りに励んでみたいとおもいます。