66a008b_5

以前BSハイビジョンで「90を切ろう」という全13回のレッスン番組が再放送されていた。それ以来、倉本昌弘プロのレッスンのファン。番組は録画してあり、内容もたっぷりなので、見るたびに新しい発見がある。彼のレッスンは凄くシンプル。教えることを商売にしている人と違い、奇をてらった表現、ウケ狙いの手法などの胡散臭さを感じないのがいい。

「本番に強くなるゴルフ」
先週買った同プロの著書「本番に強くなるゴルフ」を、通勤時間を使って約1週間で読みきった。総括すると、「練習場では上手だが、コースに出ると失敗する。」という人向けの、メンタル面を補う練習方法、技術、考え方などの対処法が具体的、シチュエーション別に書かれていた。

自分は知人たちから見ると「練習より本番の方が良い。」と言われることが多い。裏を返せば「練習場では下手。」ということか(笑)。自己診断では、「練習でも本番でもほぼ同じ。」という認識なんだけどなぁ。練習場と同じようにミスをするし、同じように曲るし、確率は大きくは変わっていないと思う。本番ではほんの少しミスの率や度合いが減るかなぁ〜という気は自分でも持っているけれど、そんなに大きく違わない。

おそらく、練習場ではドリルっぽいことをするのが多く、いわゆる「本番用のショット」の練習が少ないからそう見えるのか、コースでは練習場ほど近くで見られているわけではないので、ミスが解りにくいとか、本番では他人のショットは良く見えるというものだと思う(笑)。

とはいえ、自分では当然「本番に強い」などとは思っていないので、この著書もバイブルのひとつになるかな。でも同プロの著書で「90を切る」というのがあるのをさっき発見した。こっちを買えば良かった(笑)。

この著書の中で印象的だったのは、「技術はスーパーショットを打つためのものではなく、心を落ち着かせるためのもの。」という部分。他にもためになるアドバイスは多かったが、練習を大切に考えている人にとってはとてもためになると思った。逆に練習しない人にはあまり参考にならないと思うし、事情で練習ができない人にはストレスになるかも。