シングルへの道 倉本昌弘のゴルフ上達問答集

先週帰阪の際に、移動中の読み物を書店で探していたところ、倉本昌弘プロの「90を切る!」の続編として「シングルへの道」が発刊されているのを発見。早速購入して繰り返し読んでいるところ。

内容としては、「ボギーゴルフを少しだけ進化させる」というもので、シングルハンデの可能性がある平均スコア85を目指すというもの。前著同様、ショット別全9章に分かれていて、各章の中も見出しを付けて分けてあるので、後で読み返す時もポイントを探しやすい。


シングルへの道 倉本昌弘のゴルフ上達問答集−目次−

第1章 ドライバーショット
第2章 アイアンショット
第3章 アプローチショット
第4章 パッティング
第5章 バンカーショット
第6章 飛距離アップ
第7章 100ヤード以内
第8章 自分の一番いいスイングをする
第9章 練習法
最終章 特別付録〜総論・ゴルフスイング


本著も、ライターの本條強さんとの対談形式。「90を切る!」の時と異なるのは少し技術面にも踏み込んでいる点。でも大きく技術アップしないといけないか?というとそうではなく、「ボギーオンのゴルフ」が基本。

こうして自分の調子を整えながら、チャンスとなった時に勝負に出る。つまりパーオンのゴルフを行うというもの。ティーショットが上手く行き、次に得意とするクラブが使える時。グリーン周りがやさしく、例えミスしてもボギーが拾えそうな良い波が来ていると判断した時に、ボギーオンからパーオンへ切り替える。つまりメリハリをつけるというもの。

シングルというと80台を切らないといけないとか、常に飛ばさないといけない、常に寄せないと行けないという勘違いをしないこと。コースレートにもよるが、JGAのハンデ換算だと平均スコアが85でもシングルになれる可能性があるので、夢のたま夢ということではない。要はボギーゴルフを少しだけ進化さるという考えがベースになっている。

「90を切る!」では、「やっぱり、なるほど、そうだよな〜」という、今の自分のゴルフをチェックさせてくれたが、この「シングルへの道」ではさらに踏み込んだ発見やヒントが多く、前著以上に“要らないもの”“必要な練習内容”を教えてもらえた気がする。