十日町カントリークラブ (2)

初の新潟遠征。シングルプレーヤーで目標でもある友人に毎年恒例で挑戦を続けているが、今回はその本拠地に殴り込み。どうせチャレンジするのなら相手が詳しいコースの方が勉強にもなるので。

東京からは約3時間。どんどん北上するので、紅葉もみるみる進んで豪快な雪山も登場。たぶん谷川岳だと思うけど間違ってたらごめん。

新潟への道中 (2)
新潟への道中 (1)

十日町カントリークラブは、山道を標高400mまでグイグイ登った山頂の高原にあるような感じの雄大なコース。クラブハウスまでの道中でとても綺麗なつつじコース出迎えてくれる。景色に感動。

無数のコブに囲まれたフェアウェイが印象的で、大きめの1グリーンは傾斜の中にマウンドが無数にあって、信濃川に向かって順目。カップ位置によって難度が大きく変わりそうで難しそうなイメージ。

雪国ならではの仕様なのか、グリーンのベント芝はかなり密度があってグリーンフォークを刺した時の感触がかなりしっかりしていた。このせいかボールマークもほとんどなく、修復もとてもやり易かった。ここは特筆すべき点だった。グリーンの転がりはとにかく素晴らしい。

今回のスコア
56(19)+47(19)=103(38)

信濃→苗場/Green Tee/6,221Y
晴れ/9℃→14℃→13℃/弱風
自走式カート/セルフ/昼休憩約50分

十日町カントリークラブのスコアカード

さて、そんなコースでのプレー内容はというと、大変お粗末な数字に終わってしまった。昨年もやらかしてしまったが、いつになったら年間通して大叩きせずに済むようになるんだか・・・(笑)。

個人的には95以上が大叩きに分類しているので、今年2回目の惨事ということだけど、一般的には3ケタ(100)がそのラインだろうから、また目立つスコアを記録してしまったという感じ。

2連続パー発進の後のOB連発
2ホール連続でパーオンのパー発進。3ホール目もティーショットは快心の当たり。しかしその次がまずかった。直角にドッグレッグしているPAR5だけど、3打目からやっとグリーンが見える設計。2打目はわりと強めの左足下がりで、ドッグレッグのコーナーまで約160Y必要。

ここでUT23度を選択。前回のラウンドで同じようなライから強烈にスライスさせたのを思い出す。コーナーに向かってどんどん絞ってある設計にも翻弄されたか、ここから2打続けてOBを打った。その後はそんな動揺もあって9オンして2パットの11回。しばらく経験したことのない数字に愕然。これがトリプルボギーくらいだったらまだ良かったが。

自分では気落ちしていないつもりだったけど、その後の結果から考えればきっと気落ちしていたんだろう(笑)。前半の最後には素ダブルパーまで打ってしまっての計56回。こんなのいつ以来だろうか。

十日町カントリークラブ (4)
十日町カントリークラブ (3)
十日町カントリークラブ (1)

後半も特に変わることなく
そんなこんなで、後半もボギーでさえ嬉しく思える内容。シングルと元シングルの同伴者の中で、自分はボギーゴルファーだという自覚が不足してしまっていたのも原因だったかもしれない。

グリーンは予想どおり難しかった。友人は気を利かせて「聞いてくれたら教える」という私好みのスタンスでいてくれたが、あまり聞くこともなく自己判断でプレーした。これも途中で「スコアを諦めた」という意識がどこかにあったかもしれないので少し反省材料かな。

直前にスイングイメージが変わった点
実は2日前のレッスンで、あることを少し開眼してしまった。それはインパクト直前まで貯めたコックの解放タイミング。これが今日のスコアと関係したかどうかは怪しいけど、突然常軌を逸する場面がきちゃったのでモロに影響してしまったかもしれない。主に精神面で。

貸しクラブであろうが、ハーフセットであろうが、スイングを替えようがスコアに大差あるものではないと常日頃から思っているが、それは平静を保てていたらのお話しで、今回はそれがダメだったかも。

御歳68のIさんとの出会い
友人が「勉強になるはず」と同伴に誘ってくれたI氏。今はハンデを2桁にしてしまったらしいが、元シングルプレーヤーで68歳。この方のゴルフが大変素晴らしく今後の教科書にしたいほど感動した。

ドライバーの飛距離は200Y前後。400Y級のミドルホールは、最初から完全に3打目勝負と割り切ってマネジメント。とにかくフェアウェイを外さない。言葉は悪いがショットもショートゲームも大変地味。スーパーショットは皆無。パッティングはライン読みもストロークも一品。この日も4人の中でベストスコア。まさにあれよあれよという感じ。

全てがコントロールショットに見える他、安全策が多いかと思えばバーディーチャンスも多々。特筆はその潔さ。飛距離に対しての色気が全くなくて、その諦め(と言うのか)が半端じゃなかった。

私も飛ばないので「賢明なゴルフをしている」という自負が多少あったけれど、このI氏の前では無謀で何も考えてないに等しいかも。ハーフを終えた時点で「来年も来るので是非ご一緒したい」と嘆願。この人に付いていけば将来シングルハンデの夢も叶いそうな気がしてきた。

次もご一緒頂けるかは分からないが、こんなスコアの日でもこんなに素晴らしいお手本に出会えて実に有意義な1日だった。