ゴルフ左足に体重を正しく乗せるドリル

「インパクト時に左足かかとが浮く」の続編。練習によってちゃんと踏ん張れるようになったつもりでそれなりの効果も出たが、後日コーチから改善のためのドリルを教わったので紹介する。

今回使った道具は「よく滑る小さいマット」が1枚。これに左足を乗っけてボールを打つというもの。繰り返すがこのマットはよく滑る。

使用前にコーチからも「滑るから注意して」と言われたが、「いやしっかり踏ん張って打てば大丈夫」とナメてかかって大失態。使用クラブは7番アイアン。ものの見事にスッテンコロリンしてしまった。バランスを失ったのはスバリ切り返し時で、ボールを打つことすらできなかった。

これは最も力が入ったタイミングを意味する。

多くのアマチュアゴルファーがそうであるように、正しくはインパクトから直後にかけて最加速すべきところを、切り返しでそれが行われてしまっているということ。これがケタ外れの腕力の持ち主なら、インパクトでもある程度は速度が残っているかもしれないが、いい歳したオッサンがこれではボールに力が加わらないのも当然。

ゴルフ左足に体重を正しく乗せるドリル (2)

足を踏ん張るんじゃなくて、左股関節に上半身を乗せましょう!

ということで、このマットを踏ん張ってる足のことは忘れて、左股関節に体重を乗せていくという動作で打つと滑らなくなった。もちろん私の股関節にはあまり柔軟性がないので、インパクト以降は少しつま先側が回転していくが、これは問題のない動きである。

最初に転んだ時は、まるで左足だけローラースケート靴を履いているかのような恐怖心にかられたが、コツを覚えるとなんてことはない。転ぶ前にコツ教えといてくれよ〜!状態だった(笑)。

滑るマットがない場合は段ボールで代用

こんな都合の良いマットがない場合は、代用品として段ボールを足より大きめのサイズに切り取って使うのが近い状態になりそう。ただし危険を伴うので、小さいクラブと小さいスイングから始めることを推奨。

ゴルフ左足に体重を正しく乗せるドリル (1)

また実際にボールが打てる状況じゃないと効果がない。素振りや練習用のスイング棒、シャドースイングでは行儀良く振ってしてしまうので、是非ともボールを置いて色気マンマンの状態でやるのが良い。1度この恐怖感を味わえば、その後は素振りでも習得できるようになる。

自宅でやる時のおすすめは、ピカピカに磨かれたフローリングの上にタオルだろうか。ただしコケても良い状況下で行うこと。

ボール10球連続打ち

仕上げは、これらを踏まえて、10球連続打ち。連続で打っているうちに余計な力がどんどん抜け、頭で複雑に考えているいくつものポイントがどんどん1つのコツとして絞られてくるから不思議。

1球ずつ間をおいて「あーでもないこーでもない」とやるよりも、考える時間が一瞬しかない中で「あーでもないこーでもない」とする方が効果的であることを実感できる。10球打ち終えたら、最後に1球セットして普通に打つ。このショットは概ねナイスボールとなる。


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