先月４歳になったばかりの愛娘。室内練習場に時々連れて行き、隅っこの打席が空いている時に限り、幼児用の柔らかい特性ドライバーで好き勝手に遊ばせてもらう。私や他の大人の動きを、好奇心旺盛に観察しながらそれを真似しようとする。その好奇心と観察力に感心する。
初めて教えてみたら見違えるように動きだした
これまで何度も連れてきながら、まだ「教わる」ということすら分からない状態だったので放置していた。幼稚園やプール教室のおかげでそろそろ「習う」ということが分かり始めた様子だったので、初めて見よう見真似でスイングしていた娘に「捻転すること」を教えてみた。
するとご覧のとおり、見事に捻転して見せた。両膝の向きは正面のまんまで見事に背中を飛球線方向に向かせてスイングした。ただし、ボールにはかすりもしないで豪快に空振り。それでも何度も挑戦していた。
左足に踏み切り板（仮称）を踏ませてきた
次に「左の壁」と「スイングの躍動感」をつけるべく、左足に踏み切り板を踏ませてみた。すると途端にボールが当たるようになった。笑っちゃうほどの躍動感も備わった。単に器具を踏ませただけで、インパクト時に左足を踏み込むようになった。ただ、調子に乗るとどんどんスエーするようになるのは大人と同じ。ダフるようになって怒りだした。
そこで、「この棒から頭を離すな」と黄色い棒を頭に充てる。すると途端に捻転どころか身体が動かなくなってしまった（笑）。
これらはまだ教えようとか鍛えようとか考えたわけではなく、面白半分にやらせてみたら予想以上に面白い動きをしたという結果。子供は実に素直に動くので、ドリルや器具を使うと派手に、そして極端に反応する。大人は記憶や経験、世間体があったりして子供のようにはいかない。
子供くらい素直になれたら上達もきっと早い
ゴルフを始めるにあたって、まずは「習うのが近道」と言う。４３歳で始めた私もそう思ったのでまずスクールに通った。ただ、頭も身体も「習ったとおりに素直にできた」のは最初の２年くらい。それ以降はその良し悪しを別としてある程度整ってしまい、途端に吸収力が低下する。
習う前からそれは分かっていたので、集中して通い詰め、集中して反復練習してしつこくレッスンに通った。良くも悪くも整ってしまう前にと。
経験も予備知識も人目を気にすることも何にもないって、モノを習うには最強なんだな〜と改めて感じた。よくレッスンドリルで「極端すぎるくらいやってみて」とリクエストされるが、大人はこれが出来ない。
だから「スイング改造」と称して、すぐにボールがちゃんと打てている人は信用できない（笑）。もしくはよほど器用なんだろう。さて、その器用さがなぜ上達に結びつかないのかは、知る人ぞ知る笑えるところである。
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コメント
コメント一覧 (6)
多くの皆様は普通に打てる事を前提にスイングをイジっているみたいな気がします。だから、「何にも変わっていない」のが事実ではないでしょうか（涙）。
しかし下半身の使い方には、関心しますね（汗）。
自分と同じベースボールグリップですね(笑)
おっしゃるとおりですね。例えば最初は当たらなかったとしても当たるように調整加えちゃいますから元通りってことですね。
PING芸人さん
まず野球を知らないので、彼女はこれがベースボールグリップだとも知りません（笑）。何も言わずに握らせるとクロスハンド（左右逆）で握りますね。それが一番ボールに当たります。これも大発見です。
ホント可愛いですネ
実にそうかもしれないんですけど、長い目で見ると変わってますよね。例えば２〜３年のスイングと比べたりすると・・・。自分も徐々に変化してます。
若鶏唐揚げさん
身体柔らかくてお肌もキレイで羨ましいです（笑）。