幅広グリップを斜めに装着

このクラブを振っているだけで、正しい右手の使い方が自然に習得できるというスグレもの。手首の角度を固定する感覚や、腕や右肘がなぞるポジションまでもが身につく。勘の鋭い人は説明せずとも握ればそのメカニズムが分かると思う。先月から使い始めて今や練習の必需品となった。

幅広パターグリップを斜めに装着したウェッジ


2THUMB(ツーサム)パターグリップ

かつて片山晋呉プロが使用して話題になった2THUMB(ツーサム)のパターグリップ。これを右斜め45度に向けてサンドウェッジに装着。これだけで魔法の練習クラブの完成。バッグの中で場所を取るけどとても安上がり。

実は通っているゴルフ工房でみつけたもので、見た目から相当なインパクトを受けた。グリップをスクエアに握ると、かなりフックフェースになっちゃうし。最初はボールを捕まえるためのドリル用?なんて思ったほど。

グリップの握り方

いや、そうではなくてフェースは真っ直ぐセットして、グリップは斜めのまま握るのが正解。右手のひらをロゴ面に密着させて親指と人差し指で幅広の部分をガシッと掴むような感じ。これでアドレスするだけでも、右手首の角度がほど良い感じになって、「ああ、なるほど」と思える。

ショートアイアン〜ウェッジ限定の効果


動作的には、アプローチやライン出し用のスイング習得用というか、グリーンを狙うためのクラブでのスイング作りにかなり有効。具体的には、ウェッジ〜8番アイアンくらいまでになるんだろうか。

テークバックからインパクト

これを使いながら素振り→ボール打ち→実際のクラブでボール打ち、なんて練習を繰り返してるだけで、どんどん方向性が良くなってくる。

飛ばすための練習に時間をかけるのも大切(実際こちらの練習の方が楽しいし熱が入る)だけど、方向性を養う練習が楽しくなるという効能も。加えてこいつは素振り用クラブとしても大変重宝することを付け加える。

使用上の注意点など


黙って振れば勝手に覚える・・・と言いたいところだけど、右手の甲の角度に留意して、グリップは身体の正面から決して外れないようにするのがポイント。というか、それを教えてくれるための道具でもある。

右手首の角度を維持してフォロー
フィニッシュの正しいかたち

インパクトしたら後は身体全体で左を向いて行くだけ、クラブが立って身体と正対した位置がフィニッシュ。要するに右手首は折ったまま。

まず最初に20〜30Yほどのスイング幅で使ってみると思いのほかボールが高く上がることに気づく。「サンドってこんな上がったっけ?」みたいな。これだけでもある種の効果を感じられると思う。

また、これは決して飛ばすためのスイング作り用ではない。でもいわゆるインパクトゾーン(腰から腰まであたり)に関しては、感性次第でこれと通ずるものを得られるので、むしろ万能と呼べるのかもしれない。

薦めてくれたのは工房の安達店長




これを薦めてくれたのは、ゴルフ工房・チップゴルフの安達店長。彼もまたこれは谷口拓也プロから直接教わったものであるとのこと。今回はそれを断った上で快く?(笑)撮影に応じてもらった。

施工に関しても、最初に「グリップが仕入れられない」と言われたが、楽天通販で入手してくれてプラス工賃でやってもらった。感謝。

装着する場合は、使っていないサンドウェッジ(56〜58度)を利用。これよりロフトが立ったクラブだと、動きが変わってしまうため。

事情を知らないゴルフショップでこれを頼むのは少し勇気が必要かもしれないので(苦笑)、気になった人はご自分でどうぞ・・・になるか。グリップが入手できるなら中古ショップで依頼するという方法もアリか。

チップゴルフ(チューニングショップ)チップゴルフ
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TEL.03-6907-0166
シミュレーター打席・無料駐車場(ドンキホーテ)完備


グリップだけ買って自宅でシャドースイングだけでも良いような気もするけど、どうなんだろう・・・(未検証)。実感が得られないかなぁ。

ツーサム☆TwoThumb(2Thumb) ブラック/ホワイト オリジナル パターグリップ

価格:2,090円