使えるボール3ブランド

未発売品を含めて主要メーカー34種類のボールを一気に試せるという機会に恵まれた。ゴルフボールを大別すると、飛距離系、スピン系、高級品、廉価品、おしゃれ系に分かれる。同じクラブとシチュエーションで一気に打ってみて初めて分かったことを私なりに記事にする。

データよりも感じ方を気にしている自分がいた


試打してる様子

試打に使用したクラブは7番アイアン。室内レンジの鳥かごでSkyTrakという20万円以上する弾道測定器を設置して行った。写真は試打でご一緒した堀越良和プロが試打計測している時の様子。

個々のボールでのデータや感じ方はまた機会があれば。なんで発表しないかと言うと、それがあまり重要なことだとは思わなかったから(笑)。

また、なぜ思わなかったかと言うと、「使える!」と感じたボールの中では飛距離やスピン量にさほど気になるような差がなかったから。

で、汗だくになりながら34種類のボールを1球ずつ「ナイスショット」が出るまで打つんだけども、後半はもう体力も意識も朦朧(もうろう)状態。

そんな中で自分が追い続けた1つのことが打感というか、打音というか、自らの感じ方であることに気づいた。

芯で捕えると打感にそう大差はないことに気づいた


1球ずつナイスショットが出るまで打った(データ取りのため)ので、もちろんミスヒットも多々あった。そして打感が硬いか柔らかいかが最も感じられるのは、トップしたり先端ヒットしたりするミスヒットの時。

芯を食った時に感じるのは、その柔らかさじゃなくて「重さ」。感覚的に例えると「ズシリ!」と「グシャ!」の違い。

私の場合、その性能よりもこの「ミスった時のイヤ〜な感覚」が少なく済むものを好んでいるようだ。これはボールを知ったというよりは、自分を知ったという表現の方が近いのかもしれない。

性格で例えると「現実逃避」や「事なかれ主義」とか、「嫌なことは先送りにしたい」という感じなんだろうか・・・(汗)。

↑これが今回の記事のテーマです(笑)。

個々のボール別に感じたこと


1ダース8,000円以上するような高級ボールは総じてよく飛ぶというデータが残った。そして打感がソフトで打音も静か。ミスヒットしてもショックが少なくて済む感じ。シニア向けなのかな〜という印象。

逆に各メーカーから出ている廉価系のボールは総じて硬く、ミスばかりしてると嫌になってしまう感じ。でもよく飛ぶボールが多かった。

おしゃれ系ボール(金箔ボールやキラキラのやつ」は、ボヨ〜ンって感じで飛んでいく。色のせいか計測不能なものが多かった。

結論としては、この3球に絞ってみた


これまでとにかくソフトなのが良いとしてきたが、今後これらを検討してみたいと思った3球をチョイスしてみた。

使えるボール3ブランド

(写真左から)
テーラーメイド TOUR PREFERRED X
タイトリスト PRO V1x
スリクソン Z-STAR XV


いずれも人気ボールなので、わざわざ私ごときが発表するまでもない3球に落ち着いてしまったが、スピン性能に定評のあるメーカーが出している飛距離性能にも重視したボールということになる。

アマチュアの場合、プロツアーみたいに硬いグリーンではないのでスピン性能よりも飛距離性能という考え方を気にしてみようと思った次第。

ちなみに、テーラーメイドのこのボールは、某ツアー使用率No.1ボールの設計者が電撃移籍して作った最新作とのこと。ということは、写真の両端2球に絞る感じになるってことだろうか・・・。