練習場に設置されているBIRDIE WORKS(バーディワークス)というパッティングマシン。もともとゴルフバー用に開発されたものでゲーム性が高いが、パッティング練習機として役立つのかをレポート。300通りの傾斜が作られる仕様。最長距離が2.4m、最大高低差が約5cm。
このマシンで行う練習内容〜マシンが緊張感を与えてくれる
よくあるパターマットと同じで、所詮は長方形なので真っ直ぐ立ちやすいし打ちやすい。ただ、カップが2個あって対角線側のカップを狙うとこの長方形がアダになって途端に打ちにくくなるほか、マシンがボール位置をレーザーポインタで指定してくるので、簡単にはいかない。
私が行っている「練習になりそうな内容」としては、まずマシンを軌道させず、傾斜なしの状態で1m〜2mを練習。自宅用マットと違って平坦なままカップにボールが沈められるのはいい。横幅がせまいカップ付きのマットより確実に緊張感があるし、平坦なので本物っぽい。
次に傾斜を付ける。当然だけど途端に緊張感が増す。最大高低差5cmの傾斜は、数字の上では大したことなく感じるが実際はかなり曲がる。カップインさせるために、カップを外した目標にボールを出すというのは意外と良い練習になるもの。なかなかこういった練習は出来ない。
また、バカにしていたゲームモードでも、高得点を出したいという気持ちから緊張感が走って、実はこれが最も有効な成果であると気づく。
自宅練習で真っ直ぐ打つのって凄く簡単。なのでこういった緊張感を投げてくれる環境は有り難い。ここが最も使える部分かも!
贅沢言うと、長方形じゃなくてせめて楕円形だったらもっと良かったように思う。慣れてくるとこのマシン上でのコツが少し掴めてしまうので、今はそれを打ち消す工夫をしてセットアップして行っている。
「パットアベレージ」として数値とクラス化を残してくれる
ここでのパットアベレージとは、プレーヤーが50%以上カップインする距離のこと。ちなみに今現在の私のアベレージは154cmで、クラス分けとしては「CC(初心者)」で実質的に最低のレベル(泣)。
このアベレージは、「バーディーチャレンジ」と「マッチプレー」でランダムに設定された距離や傾斜からのプレーのデータを計算したもの。システムの中でもより緊張感があるモードでの数値というわけ。
ちなみに登録カードを作ると、自分のパッティングデータがオンラインで閲覧できるようになっている。でもプレー履歴とゲームランキングが目立つくらいで、このパッティングアベレージ以外にあまり使えるデータがないのは残念。今後バージョンアップに期待したい。
ロングパットを練習する裏ワザ
このマシンで練習できる最大距離は約2.4m。これじゃ物足りないってことで5mとかそれ以上を時々練習している。どうするかと言うと、その距離をイメージ(妄想)してカップ先の壁にズドンと当てるだけ(笑)。
長い距離は方向性よりも距離感が大切だけど、せめて2mくらいは真っ直ぐ打ちたいので、カップを思い切り蹴って向こうの壁に当たって、正しい回転であればそのまま跳ね返ってカップインするという勝手仕様。
そのうち店員から「やめてくれ」と注意されるような気がする(笑)。
(関連記事)“自宅でできるロングパットの練習方法”
果たしてこのマシンで成果が出るのか
練習場の従業員でコレが得意なのが1人いて、マッチプレーモードで無類の強さを発揮してるんだけど、彼に「コースでの成果どうだったか?」を聞いたところ、「全然ダメでした」との返答が返ってきた(笑)。
どんな練習でもそうだけど、要はコースと練習をいかにリンクさせるかがポイントであることに変わりはないんだと分かった。
加えて「どこからパッティングするか」というのは大変重要で、パットが上手な人は常に簡単な場所から打ってるものである。
関連リンクと主な設置場所
BIRDIE WORKS(バーディワークス)公式サイト
inGOLF KITAIKE(会員制インドア練習場)
バーディーワークス新橋(ゴルフバー)
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コメント
コメント一覧 (2)
まずは普通のパターマットでまっすぐ確実に打つ練習が必須なのでしょうが、なかなか続けられません。ゲームモードでやれば楽しみながら練習になるのでよさそうですね。
ラウンドではいつも同じ打ち方が出来るわけではありませんし。
都会はお金はかかりますが、いろんな環境があっていいですね。
性格なのか趣向なのか、私は結構小さな遊びが好きなせいかパターの練習も、実際のグリーンでのパッティングも大好きです。他の人を見ていると確かにあまり熱心にコレを使ってる人はいませんね。ゲームモードですらすぐに飽きちゃうようです。面白いと思うんですけどねぇ。