大きなフォローとフィニッシュ

テークバックで腕を大きく振り上げるより、小さなテークバックからフォロースルーを大きくする方が全てにおいて効率が良い。ごく当たり前のことながら、飛距離・方向性・距離感で悩む多くはバックスイングやトップ位置に一生懸命で、インパクトで終わっている人が多い。

冒頭の書き出しは実は私のことなので目下懸命に矯正中


インパクトでオシマイの私のようなスイングでも、その練習量やクラブのおかげでそれなりのゴルフはできている。飛距離も伸びたし、方向性も悪くないし、アプローチも下手というわけではない。

ただ、フィニッシュまで一気に振ることのできないスイングでは、飛距離を欲張ると方向性を失うし、方向性を求めるとダフリも出る。緊張感ある場面ではより顕著にミスを重ねる。練習場では気づかない。

フォロー以降で大きく振りたい

インパクト以降しか印象に残らないようなスイングを目指して日々練習中


現在反復練習中の内容は、ショートアイアンを使ったもの。テークバックは8時〜9時の位置までにして、そこから大きなフォロースルーとともにフルショットのフィニッシュまで一気にキメるというもの。

まずは形だけから始め、そのうち力感も伴うものにする。こうしてやっていれば自然といろいろ効率を考えるもので、「テークバックは小さくても腕を置き去りにして腰先導で行かないと勢いがつかないな。」とか、「ボールに力を伝えるには右肘と引き付けた方が良さそう。」とか。「腕につられて上半身が回転していくとフォローを出しやすいな。」など。

こんな練習も、繰り返しているとPWで100Yにも満たなかった飛距離が自然と120Y近くになってくる(ゴルフシミュレーター計測上)。

でもPWで120Y打つ練習をしているわけでない。これはあくまで振りきるという意識と動作の練習。そのうち意識しないでも出来るようにスイングが整ってきたら105Yくらいに落ち着くと思う。

テークバックからフィニッシュへ

大きなフォローとしっかりフィニッシュは方向性や曲がり幅にも効果がある


「振りきれば曲がらない」という言葉をよく聞く。この練習を始めてからやっとそれが理解できるようになった。フォローが出ないと方向性を出すのは難しい技となる。曲がり幅に関しても「ボールに聞いて」ということとなってしまう。要は自分でコントロールできない。

フィニッシュでクラブが身体の後ろに回り込まない所で止まっているということは、逆算すると「インパクトでは緩んでいる」ということ。ダフリなどのミスの原因にもなるし、距離感なんで出ようもない。

フルショット未満の距離感もフォローで出す


ショートスイングで距離感を出すためのテークバックの振り幅基準は、フォローとフィニッシュ位置あってのもの。これは知人から耳が痛いほど言われ続けていることなんだけど、今さら着手し始めることに。

目の前の水たまりを飛び超える時に、最も意識して集中するのは着地点だと思う。スタート位置、助走スピード、踏み切り位置は感覚的に自然と逆算しているはず。これを使えば「ショートスイングが出来ない」とか「振り上げ過ぎて緩んでしまう」なんてことはなくなるはず。

後方テークバック

インパクトの考え方いろいろ


人によっては「インパクトで決まる」と言い、また別の人は「インパクトはスイングの通過点」とも言う。これはどちらも正しく、人によってどっちの意識を持った方が良いかが分かれるところだろう。

私の場合は、ちゃんと振り切る癖をつけたいので、これまでは前者で培ってきた器用さに後者を盛り込みたいという感じ。

とは言っても、ボールに意識があり過ぎて当たらない怖さがあるので、まずは小さなテークバックからフォローとフィニッシュを意識中。

続ける×続ける×ひたすら続ける


コレ、意外といい練習のようで、工房の店員から「別人みたい」とお墨付きをもらった。他人から見て変わったと言われるくらいやらねば意味がないからね。しかしクラブが長くなるとまだまだ出来ない・・・。

ひとまずは、スイング開始から終えるまでの時間感覚って結構長いということと、インパクト以降の方が重労働だと意識が随分変わった。

有名なアレで「チャーシュッ!」が「チャシュメーン」に変わった感じなのかな。すでに死語かもしれないけど・・・(笑)。