ロイコレBBD506V

これほど簡単なユーティリティが過去にあっただろうか?試打したしょっぱなから目からうろこの感触だった。実は顔と形状は大嫌い。工房で進められた時に最初は「ロイコレは好きだけどこれは・・・?」というのが正直な感想。でもあまりの打ちやすさに思わず苦笑する始末。

試打クラブのスペックはこんな感じ


シャフトはファイアーエクスプレスUT70S
バランスと重量

ROYAL COLLECTION(ロイヤルコレクション)
BBD 506V UTILITY U2(18度)
ファイア−エクスプレス UT 70S(約40インチ)
357g/D1.5


キツネにつままれたような打ちやすさと強い弾道


もっとしゃれた見出しをとも思ったけど、騙されてるような感覚に襲われたのが正直なところなのでしょうがない。人によって好みは様々だろうけど、自分の中でこういう形状のクラブは全く眼中になかった。

おそらく、かなりの好タイミングで進められないと握ることさえなかったと思う。だって、「これは使える!」と瞬時に思ったものの、形状が気に入らないのでその場ではちょっと苦笑いになってしまった。

ロイコレBBD506Vボールとクラブ

ゴルフ雑誌でキム・ヒョンソンプロの「顔は嫌いだけど・・・」って全く同じ使用感を目にした時はちょっと嬉しかった(笑)。

同プロのセッティングを調べると、3Wと4番アイアンの間に2本(2番18度+3番21度)506Vが入っていた。理想的かもしれない。

よく捕まり、よく転がり、そしてすごく飛ぶ


最初に「なんじゃこれ!」と思いながら試打したわけだけど、室内練習場のシミュレーターでいきなりダフリながらも195Yを計測。

ロイコレBBD506V構えた感じ

芯を喰うと吸いこまれるような心地良い打感。少しズレると弾き系のような打感を感じた。そして大きなミスショットが出ない。←もしかするとここが最重要事項かもしれない。いや、ミスしてるんだけど弾道がミスショットにならない。「イイ!」というより不思議なクラブ。

その特徴と用途を考えてみた


このクラブ(2番18度限定の)感想を息継ぎしないで一気にまとめるとこんな感じ。他の番手は打ってないから知りません。

ロイコレBBS506Vのフェース部分

よく捕まって打ちやすくてミスに寛容でよく飛んで止まらない。

整理すると、PAR5の2打目などで距離が稼ぎたい時、ティーショットでドライバーだと不安なシチュエーションの時に重宝するクラブ。ラインが出しやすい形状だと、打ってみてはじめて解った。

ロイコレBBS506Vの弾道の様子

上の画像は、初めて試打した時のもの。何度も試打して慣れた今ではヘッドスピードが40m/s近くになることもあって200Y以上飛ぶ。ダフったり擦ったりした時でも180Y以上先にボールがあったりする。

勝手に飛ぶクラブだと分かってからは、力まずにライン出しのような感じで打つことでフックも抑えらてまとまるようになってきた。

さて自分のセッティングにどう組み込むか


距離が欲しいクラブなんてドライバー以外に1本あれば良い。ということで先日3W+5Wを引退させて4W1本だけにしたところ。

以前は、上げたい時は5W、上がって欲しくない時は3Wというチョイスをしていて、それが面倒ってことで4Wだけにした経緯があった。

この506Vを入れると、以前よりはメリハリのある「違い」の中でゴルフ出来るとは思うけど、「元の木阿弥」状態ではないかっ。

4Wのフェース面
ロイコレBBD506Vボールとクラブ

4Wと2UTの微妙な関係・・・。

先日のゴルフでは、計5回そんなシチュエーションがあって、結果的に自分が選択したのは4W×1回、2UT×4回の使用となった。しかも4Wを使ったのはフェアウェイバンカーの中からだけ・・・。

来週、今年最終ラウンドがある。また借りてみてゆっくり考えよう。

試打した場所はこちら(Special Thanks by)チップゴルフ
〒170-0011 東京都豊島区池袋本町2-7-5
ドンキホーテ北池袋店2F(inGOLF内)
TEL.03-6907-0166
シミュレーター打席・無料駐車場(ドンキホーテ)完備



ロイヤルコレクションBBD 506V カスタムオーダー