ライ角調整

年始早々、最初に行った行事がアイアン全番手のライ角調整。ミズノでフィッティングまでして決めたカスタムオーダーのライ角なのに、なんで今さら調整する必要があるのか。その答えはスイングへの影響。

ライ角が及ぼすスイングへの影響


練習場の打席

一般的にはライ角がフラットだと右へ、アップライトだと左へ飛んだり曲がったりしてしまうと考えられがちだが、実際はその逆であることが少なくないらしい。練習量の多い人ほどこれが顕著に現れるとか。

要は、練習場で「あーでもない、こーでもない」と日々やるわけで、フラットなクラブを持つ人は、あの手この手でボールを捕まえようと四苦八苦し、アップライトな場合はその逆を練習してしまうということ。

ここであげるライ角とは、インパクト時のライ角のこと。身長やアドレス時の手首の位置で合わせても意味がなく、またスイングの癖やこれから目指したい内容などによって適性は違ってくるので要注意。



合ってるはずのライ角で起こった悲しいこと


スライス一辺倒だった私が、今年に入ってから徐々に左へのミスが増えてそれが怖くなり、後半は持ち球というものが完全になくなった。

絶対左には行かないという下手ながらにもワンパターンな感じがとてもラクだったのに、すごく窮屈なゴルフになっていたりして。

また、ヒール側に多く付いていた打痕がトゥ側に変化。これなんかはライ角がフラットな時に起こる現象。またスイングに関しても「捕まえたくてしょうがない」みたいなスイングプレーンになっていた。

これはアドレスにも影響があって、ライ角が違うとフェースの見え方も当然違ってくる。フラットだと被せて構えたがり、アップライトだとその逆の現象が自然に起こる。人間の持つ調整力というのは怖い。



結局通常より3度フラットだったのを2度戻した


ということで、通常よりも3度フラットだったものをそこから2度戻す調整を行った。相殺で通常よりも1度フラットという勘定。

これでもミズノのフィティングでソールにシール貼って、適正のインパクトライ角を出した結果なんだけど、それだけじゃダメなんだなぁ〜とつくづく感じた次第。でも別にミズノが悪いわけじゃない(笑)。

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ライ角調整を終えたクラブ

ついでにウェッジ2本も調整を終えて計8本の調整完了。こんなに変化させて大丈夫か?とも思ったが、構えるとほとんど何も気にならないくらい普通(笑)。逆に「これで自然に捕まる」と思える感覚がすごくラクに思えた。ということで暮れから練習してるフェード打ちを目指す。



グリップ交換も済ませていざ練習


グリップ交換完了

新年恒例グリップ総替えも済ませて、いざフェード打ちの特訓開始。練習の成果なのか、ライ角調整の賜物なのかほぼキレイに揃う弾道。

ピッチングウェッジの練習弾道データ
ちなみにこの弾道イメージはPW練習時のもの。

これでもオープンに構えてる(中央より左を狙ってる)からまだプッシュしてることになる。まあすぐそこにある平らな壁(スクリーン)相手に左を狙うってのはどうも自分的には少し無理があるんだけど。

どうにかこれを左から中央に戻る球にしたいというのが今の目標。