東邦ゴルフ匠ウェッジ

姫路の東邦ゴルフ匠ウェッジにロフト角のバリエーションが増えた。これまでより3種類増えて、48・50・52・54・56・58度で全6パターンのラインナップに!その中からさっそく52度を取り寄せて試打開始。

姫路の職人もの工場直送ウェッジ


いわゆる地クラブというやつだけど、最近は地クラブメーカーはその潤いのせいか、巨大化して特別感が薄いものが多い。そういった意味では東邦ゴルフはまだローカルな職人芸が生きていて価格も超良心的。

細かい指定をしなければ、わずか7,000円で買えてしまう。好みのシャフトでオーダーしても合計10,000円しないとかもある。店主いわく「ウェッジは消耗品なのでどんどん買い換えて欲しいから。」だとか。

東邦ゴルフ軟鉄鍛造ウェッジ
試打クラブのスペック
52度(バウンス8度)/S25C軟鉄鍛造ヘッド/NSCI-110(同社のウェッジ専用NSオリジナル)/35インチ/465g/D4/SLEルール適合品



彫刻のようなミーリング加工とスコアラインが激スピンの秘密


東邦ゴルフ匠ウェッジのフェースミーリング

説明するまでもなく、これを見れば一目瞭然。精密なスコアラインときれいなミーリングによるフラットに加工が激スピンを生む理由だとか。

少し説明が小難しいが、要はヤスリのようなフェース面を作るだけがミーリング加工ではなく、フェース面をよりフラットにする目的が大きいという。スピンは限りなくフラットなフェースからしか生まれないと。

東邦ゴルフ匠ウェッジの凄さ

ちなみに練習場用の柔らかいボールを20球ほど打つと、写真のような感じでボールの削りカスが付く。コースボールだとここまでにはならないけれど、激スピンと引き換えにボールの消耗は激しいので要注意。



ソールは広めだけどダブルカットソールで抜けが良い


東邦ゴルフ匠ウェッジソール

ソール形状は、バンカーにもラフにもやさしい幅広形状。これをトゥ側とヒール側を三日月型に研磨してあるので、抜けは抜群。

東邦ゴルフ匠ウェッジ構えた感じ

構えてみると少し出っ歯。これは好き嫌いが分かれるところ。丸みのあるグルーブと併せてボールをやさしく拾い上げてくれる安心感がある。



激スピンにはデメリットもあったりする


東邦ゴルフ匠ウェッジとボール

誰でも簡単に勝手にスピンがかかってしまう。というのがこのウェッジの最大の特徴。なので、「ある程度は転がって欲しい。止めたい時は高さを出せば良い。」というプレーヤーには不向き。

誰でも「トントンキュキュッ」が体感できるクラブなので、ランニングアプローチや、ピッチエンドランでもボールの減速が早くなるので、他のクラブとのイメージ誤差が生まれてしまうのがデメリット。

転がらないからチップインが減ったけど同伴者の驚きが増えた。

とまあこんな感じだけど、要はスコアだから周りから「凄い!」と思われても何も得しない(笑)。しかしゴルフは上がってナンボだと知りながらもドライバーは飛んだ方が楽しいし、ウェッジは止まる方が楽しい。



怖がらずに突っ込めるのがメリット


東邦ゴルフ匠ウェッジバウンス

もしコイツに買い替えた場合の秘訣は、カップまでキャリーで狙うイメージを持つ!のがおすすめ。短い距離でもしっかり打ち込んで緩まず打てるというのが最大のメリットかも。

まとめると、低く打ち出してトントンキュと止めたい人向け。でもそれがスコアメイクにつながるかどうかは別の話・・・。


東邦ゴルフ「匠」軟鉄鍛造ウェッジ・工場直販サイトはこちら
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