史上最強に飛ぶフェアウェイウッド

よく飛ぶと評判の市販フェアウェイウッドはアスリート向けが多く、いろいろ試したけどどれも合わなかったという経験はないだろうか。それを解決してくれそうなクラブがあるということで早速試打してみた。

オリマー・トライメタル・フェアウェイウッド


トライメタルフェアウィウッド

オリマー・トライメタル。なんでも90年代に海外ツアーを席巻したこともあるんだとか。その時代はゴルフしていないので初めて知った。デザインはお世辞にも格好良いとは思えず、なんとなく古くさい感じで飛ぶようにも見えない。知っている人にとっては違って見えるんだろうか。

トライメタルFWの写真
試打したクラブのスペックは以下のとおり。
ORIMAR TRIMETAL FAIRWAY WOOD
Fire Express FW Type-D 55-S
3WPLUS/13.5度/42.75インチ/329g/D2


キャッチコピーは、フルチタン構造・肉薄カップフェース・ツインタングステンだ。要約すると、昨今主流のドライバー構造を使い、それをフェアウェイウッドでも生きるように工夫されているといったところ。


シミュレーター打席を使って試打


トライメタル3Wの構えた感じ

黒いフェースが好きなのでとても構えやすかった。打感も打音も軽めで手応えにもの足りなさを感じたが、弾き系や高反発系独特のカン高い嫌な感じがなくこれは気に入った。そのせいかとても振りやすい。

実は試打した日、工房に群がる練習客で賑わっていて、あちこちで「めっちゃ飛ぶ」という驚嘆の声があがっていた。私はこういう「出来あがった雰囲気」の中に入って行くのが苦手。また、「ほらね!」なんて言われると素直に同調できないんだけど、飛んでしまうんだこれが。

ドライバー並みの数値が出た

百聞は一見にしかず。ドライバーの平均ヘッドスピード40m/sの私が10球ほど打って記録した弾道データが上の写真。その後も打ち続けてみた結果は、平均で220Y強、最高232Y、最低215Yというものだった。

「びっくりさせたいなら250Yくらい打たせろ!」

と憎まれ口を叩いたが、ドライバーでも調子が良くてやっと240Yが精いっぱいだしね(笑)。それに、スプーンだからドライバーより安定した方向に飛ばせるし、これは頼もしい武器になるかもしれない。



果たして誰でも飛ぶのか?


TRIMETALという名前のフルチタンヘッド

一時期、飛距離が欲しい年配者のバッグの中にやたらとロケットボールズが入っているのを見たけど、飛ぶイメージがあまりない。やはり飛び系のフェアウェイウッドは、ボールを上げるのにある程度のヘッドスピードが必要で、当然ながら上がってキャリーが出ないと飛距離も出ない。

このトライメタルはどうか?実際に私には効果的だったので、私のようにあまりヘッドスピードが速くない人にも使えそう。

実際の数値体験では、ドライバーよりも5Y〜10Yほど飛ばないが、他社の同スペックのクラブより10〜15Yほど飛ぶといった結果。加えて直進性が半端じゃないのであまり曲がらず、ミスヒットしてもよく前進する。



重視すべきは自分のヘッドスピードでボールが上がるかどうか?


トライメタルFWの弾道

フェアウェイウッドで飛ばしたい場合、重視したいのはボールが上がるかどうかなので、クラブの組み立てスペックが重要になる。

幸いこのクラブは、ほとんど市販がなく工房での販売が主力なので、失敗する人が少ないんじゃないだろうか。また、工房で組み立てるクラブは高価なイメージがあるが、かなりリーズナブルなところもいい。



(参考リンク)“飛ぶフェアウェイウッド戦国時代に「トライメタル」が殴り込み:チップゴルフ(ゴルフ工房)スタッフブログ”

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