タイトリストプロV1X(2015年モデル)

筋力アップトレーニングもスイング改造も不要。近年の飛躍的なボールの進化でドライバーの飛距離アップが身近なものになりました。そこで飛ぶようになったボールを効率良く利用できるクラブってどういうものか?を考えることになりました。


タイトリストから革新的ボールが登場!


タイトリストから、今後のゴルフが変わりそうな革新的ボールが発売されました。ボールの名前は従来どおりですが、今年の「V1x」はすごいです。

今年のニューボールを打ち比べていて際立って気になったのがその打感の重さ。

メーカーサイトではなぜか「よりソフトな打感を実現」となっていましたが、私レベルではとても重くて衝撃もあって打ちきれない印象でした。

上級者向け?
ヘッドスピードが速くないと無理?

よっぽど真芯を喰わないととても振り切れません。


米男子プロにみるドライバーの短尺傾向


マキロイ

今年の米男子ツアーを見ていて選手たちのドライバーが短いことに気づきました。身体が大きいとは言ってもどうも短すぎる。以前から傾向はありましたが、かなり顕著に。

では短くした理由は何だろうか?飛距離が欲しいのに安定性を重視?

その答えはボールにありそうでした。要はジャストミートしてボールに負けなければ劇的に飛ぶボールの登場がそうさせたようです。もはや300Yを置きに行く時代。


私もボールの進化にあやかりたい!


プロを真似てうまく行くなら誰も苦労しません。そこでチップゴルフ工房店長のアイデアで試打用に短く調整されたドライバーで実験してみました。

短いドライバーでミート率アップ

短いのでヘッドがかなり大きく見えます。そしてボールとの距離が短い。

重量は312gでバランスはD1でした。私には重量が重すぎる感じがしましたが、でかいフェアウェイウッドと思えばそうでもないとも思いました。

計測数値1

するとこんなデータが!

あんなに衝撃が強かったボールがヘッドに吸い付くように捕まって飛んで行く。短くて大きく見える安心感からか、コントロールショット気分でショットできました。

これまで一生懸命に46インチを振って、安定飛距離を求めていたのがバカらしく思えてしまいました。人生初の初の240Y越えにしばし感動です。


自分のドライバーも調整してみた


自分のドライバーでお試し

とは言ってもすぐ出来ることは短く持つことくらいです。グリップの44インチあたりに輪ゴムで目印をつけて、ヘッドに鉛を貼って試しに打ってみました。

ミート率を上げてボールを押し込む力が得られればという考えです。

何球か打って、シミュレーターが出した最高のミート率がこれ。

計測数値2

ほぼ240Yのデータが出せました。その後も繰り返し打ちましたが、230〜245Yがコンスタントに出ていました。これは良い発見であり収穫でした。

自分に合ったボール選びも大切ですが、目的に合った性能の良いボールが使えるようにクラブを調整するという方法もあると知りました。


ドライバーは短尺化するのか?/font>


ボールの進化によって、短尺化やハイロフト化が進むんでしょうか?またそれに連れてアイアンや中間クラブの見直しも必要になるんでしょうか?

ボール部門の製造技術が引率してクラブも進化するという流れがあります。

プロゴルファーの飛距離やスコアは年々伸びてコースも難しくなるけど、そろそろアマチュアもその恩恵に預かる時がきてほしいと思います。