TPRXアウラ

TPRXの最新シャフト「アウラ」。飛距離性能はもとより、思い切って叩けるのが魅力。ネットでの評価記事が少なく、もうこれは自分で飽きるほど試打するしかないと、ここしばらく打ち続けていた。

アウラは癖のない中性的なシャフト


TPRXのロゴ

カタログには、「当たり負けさせない叩けるシャフト」とある。実はまだこれを体感できているわけじゃない。ただ、アッタス使用時にあった、気がはやって叩きに行くと先っぽが意に反して走うという、左方向へミスする怖さがなくなった。これはたいへん大きい。

ヘッドがあるべき場所にあると感じさせてくれるというか、手元がしなるタイプなので、インパクトでパワーを伝えやすく感じる。

公式サイトを見ると、最も大きな見出しが「パワーでねじ伏せろ!」とある。広告的には「パワーがある人向け」のようなイメージ。実際にワッグルしただけだと、「こんなの振れるのか?」と感じる。

ただ、実際にボールを打つと、私程度のヘッドスピード(40m/s)でも心地良いしなりを感じて、タイミングだけで飛ばせる。ボールも力強く前方にどんどん伸びて行く感じを得た。

握ったイメージだけだと、力まかせに振ってしまいそうになるけど、実際は身体全体を使ってボールコンタクトしていくのが良さそう。これからスイングを作っていきたいという人に向いていそう。

いち早くアイアンをリシャフトしたが、同じ感覚でスイングできる点を重要視してこれに決めた。デザインも上手そうに見えていい。



理想のスイングへ導いてくれるシャフトの選択


これまで「自分は非力なゴルファーだから」と決め込んで、先調子シャフトを多く使っていた。先調子は、ある部分でラクできるけれど、意に反した球筋になることもあり、制御が利かないデメリットもあった。


要は、思ったところにヘッドがないのだ。


将来の自分のために、ということで「まずはアイアンから」と、2カ月前にリシャフトした。その甲斐あってアイアンは目下良好!思えば初歩的なことだけど、ここにきてダフリが一気に解消されている。

アイアンリシャフト

“アイアンのリシャフト−シャフトがスイングに及ぼす影響”(2015年6月2日投稿の関連記事)


頼りないスライスばかり打って、「捕まらない!捕まえたい!」と思っていた頃が懐かしい。シャフトは欠点を補ってくれるが、そこから先に進もうとした時に、邪魔をしてしまう道具にもなると知る。



流れが悪いとミスも増えて不安感が増す


TRPX AURA

工房の店長に「そのうち長いクラブが気持ち悪くなってくる。」と言われてはいたが、思ったよりその信号が早く灯った。

普段の練習では主にアイアンでスイング作り。調子の違うドライバーも練習場では何度も続けて打てるし、プレッシャーもないから問題も起こらないと感じていた。

ただ、コースでフェード狙いが1発でもドローやフックになると、もう安心して立てなくなるから始末が悪かった。なので、今回のリシャフトは安心感を買ったというのが最も適切なのかもしれない。



リシャフト後ドライバーの仕様


ドライバーのソケットをブルーに

TRPX AURA(アウラ)
FLEX-S/45インチ/約310g(クラブ総重量)/D2
YAMAHA INPRESS X D202(ヘッド)


ドライバーヘッド裏の鉛


ヘッドが軽いので、バランスを出すために鉛をベタ貼り。そして実際にラウンドで1度使用済み。フェード狙いで、やや左向きにスタンスして振り抜くというごく普通のことが、とても安心して行えた。

ただ、フェアウェイキープが少なかった。まだ、前のシャフトの感覚が残っているせいか、タイミングのミスがいくつか出た。でも、「ミスする時は右方向のみ!」という安心感は実感できた。

このまま行くと、4W、2UT、3UT、4UTもリシャフト必至。中でもまずはスコアメイクに近い位置の3UT、4UTのセットからになるだろう。いきなり「こんな軽かったっけ?」と感じてしまっている(汗)。