脇にタオルを挟むドリル

曲がる、ダフる、方向性の安定、シャフトクロス、オーバースイングをすべて一気に直してしまうタオルを使った基本ドリル。もの足りない場合はこれにクロスハンドを加え、がんじがらめのショートスイング!

腕を使えないようにしてくれる魔法のタオル


脇にタオルを挟むドリル2

このたび、両脇にタオルを挟むという有名な練習方法に着手。経験とともに小手先が器用になってしまって、スイング自体はすっかり器用貧乏と揶揄されるほどに様々な癖がついてしまった。

そこで導入となったのがこの基本ドリル。方法はいたって簡単。どこにでもあるタオルを両脇に挟むだけ。ルールとしてはタオルを落とさないようにということだけ。で、まずはショートスイングから。

というか、散々腕を使ってきた者にとっては、こうしてタオルを挟んでしまうとむしろ小さいスイングしか出来ない。



さらにクロスハンドを加え、目的は安定した効率の良いショット


クロスハンドで反復練習

このタオル効果をさらに上げるために、グリップをクロスハンド(左利きの握り方)にして行う。これで腕の動きは大幅に制限される。

このドリルの反復でで覚えたいのは、身体の運動(回転)でスイングするということと、腕(クラブ)を正面から外さないこと。

また、クロスハンドにすることによって、手首の動き方を知ることができる。この二重苦で、オーバースイングはもちろんシャフトクロスしない動きも体感できる。要はスイングのぜい肉を落とす作用。

これでもかっ!ってほど反復しながら、各部位の正しい動きを身を持って覚える。本当に何もできない状態なので、自分の動きを客観的に感じながらこれを覚える。まさに違和感との闘い。



タオル1枚で多くの効能、安上がりの練習方法


腕を使いたくてしょうがない自分をがんじがらめにして動けなくするのはたった1枚のタオルとクロスハンド。これには多くのメリットが!

まず、腕(クラブ)を身体に一体感が出て手打ちがなくなる。どれくらいでマスターできるかはセンスと感性の問題。諦めないことが大事。

腕が身体から外れないので、当然オーバースイングも矯正される。小さなテークバックでもほとんど飛距離が落ちないことを覚え、同時にオンプレーンスイングという効率化がマスターできる。

次に、クロスハンドにすることで、手首の正しい使い方がわかる。何度もテークバックを繰り返してこの動きを覚えると、自然とレイドオフっぽい方向へ収まってシャフトクロスの矯正に良い。

クロスハンドは、テークバック前半で正しいフェースの向きも教えてくれる。これも反復して目で見たり動画を自撮りして確認。



とにかく違和感とひたすら付き合う


前から知ってた有名な練習方法だけど、こんなに良いものだということも初めて知った。脇に何か挟むってバカにしてたけど撤回!

この練習方法は、シャドースイングや素振りだけでも相当な違和感を感じることができる。ということはそれだけ効果的ということ。

ものの数分で身体がきつくなって、次の日以降には感じたことのない部分の筋肉痛が襲ってくる。

自宅ではシャドー&素振りを繰り返し、練習場ではPWだけでひたすらこれを行う。自撮り動画を確認して、「あれ?自分じゃないみたい」という動作やスイングプレーンにすぐ気づく。

この違和感とキツさと筋肉痛と他人を見てるような動画だけで、その効果がじわじわきてるのを実感できる。フルスイングはまだまだ先。

ついでに、背中を丸めて首だけでボールを覗く前傾もどきの姿勢も同時に矯正中。下目づかいというか、首を伸ばすというか、背中から首がまっすぐ伸びているように努めると、不思議と余計な力が抜ける。