ゴルフゾンGDRの画面

インドア(室内)練習場にあるシミュレーションゴルフは、さまざまなデータ表示やメニューも豊富で練習内容に事欠かない。今回は、そんなシミュレーターの少し変わった練習方法を紹介。これは使える!

GDR(GOLFZON)の機能を応用した練習方法


今回の記事は、私が通うinGOLF(北池袋)に常設してあるゴルフゾンGDR機能を応用した練習方法の説明記事。ひとことで言うと、練習場にラインを引いた方向性アップのイメージ付け練習。

実際に不可能なことも、シミュレーションゴルフなら手軽にできる。



シミューレーターが作ってくれる的(まと)の面白い使い方


ドライバーの計測結果

ゴルフゾンの練習用シミュレーターGDRでは、ログインすると自分用に番手ごとのターゲット(的)が作られる。ドライバーなどの飛ばすクラブでは長いライン、グリーン狙いのアイアンでは円という具合。

今回使うのはドライバー画面用のライン。通常は、あちこちに打っているので自分用のラインは240Yあたりから始まって太い。


ゲストとしてログインしてすぐ手前から始まる細いラインを作る


GDRにゲストでログイン

太いと意味がないので、まずはゲストとしてログイン(笑)。PWなどで20Y前後のピッチ&ランをまっすぐ(←ここ重要)5球打つ。するとすぐ手間あたりから極細のラインが登場する。これを使う。

短い距離で真っ直ぐ5球

選択画面はドライビングレンジで番手は1Wを選択だが、ログインするとまず最初に登場する画面でもあるので、操作は不要。



目標は出球方向も着地点も赤いライン内


PWを使った練習結果画面

まずの写真はPW(ピッチングウェッジ)から始めた弾道画面。現在、スライス打ちからドロー打ちに変身するための練習中だが、これは出球方向の管理と、曲がり幅をコントロールするための実戦練習。

ターゲットがせまくてかなりシビアな練習に見えるが、やってみると実に面白く、やるべきこと、改めるべき点が明確に見えてくる。


また、それらをより簡単に考えるにはどうすべきかも自然に考えるようになる。


ひとことで片付けると、スイングプレーン。


飛距離はある程度出るようになったし、フェースの向きもフックグリップにして良くなった。あとは要らぬ動きをいかに削るか。



まずは出球方向をライン内にすることから始める


7番アイアンの練習結果画面

画像は7番アイアンが少し低く出て飛距離が出てしまったもの。短いクラブか始めて徐々に長くしていくが、7番アイアンあたりから突然難しくなるのは現在の技量の限界か。

最初にすべきことは、打ち出しをライン内に納めること。ここさえ守っていれば極端な場合を除いて、そう大怪我はしないはず。

そこから曲がった方向、曲がった幅を考えて修正していく。修正はできるだけ足し算より引き算がおすすめ。

私のミスは、プッシュアウトか強いフック。プッシュアウトはプレーンが悪く、フックは手首が悪さをしていることが考えられる。

これは主にスイングプレーンで方向性と曲がり幅をコントロールする練習でもあるので、この練習によってその手首の動きの改善が目標。


ターゲットが小さいので緊張感もあり、目下の効果としてはオーバースイングが徐々に直りつつある。


またターゲットが小さいと、良くも悪くも委縮したスイングになって振れなくなる。これを練習場で味わうことも大切だと考える。

この練習方法のメリットは大きい。