誰がどう打っても打ち出し角がピタッと揃うってどういうこと？

このイーデルウェッジ。20度を超えるハイバウンスだったり、センター重心設計だったりと、イーデル氏の独自理論で誕生したもの。

しかしそんな理屈はどうでもいい。実際に打ってどうか？

これが目からウロコ。よっぽど下手なら例外もあるだろうけど、どれだけダフろうが、上から叩こうが全て同じように綺麗に上がる。



いきなり結論を出してしまうが、この画像が骨折故障明けの最初の10球の弾道。使用ウェッジの仕様はロフト角58度、バウンス20度。


何度打っても同じようにしか飛ばない！？


しかも最初の4球に至っては、赤く表示される弾道が一本線しか出なかったのでシミュレーターの故障か？と疑ったほど。その後、大きくダフってみたりいろいろ試行したので、やっと故障じゃないと判明。


しかしこれでも揃い過ぎ！

バウンス角とロフト角で打ち出し角が決まるというイーデルの理屈

試打したのはロフト角58度、バウンス20度。この場合、ロフト角からバウンス角を引いた38度が理想の安定打ち出し角という理屈。

もちろん、イーデルウェッジの形状と仕様が条件なので、自分のクラブで計算しても無駄。この計算式でフィッティングを行う。



私の場合、平均42度で上がったので理想よりも4度ロフト角が寝た状態でインパクトしているわけで、練習用としても重宝してくれそう。

バウンス角がこんなにあると、芝の上で浮いてしまわないか心配だが、リーディングエッジ側が削られているので全くその心配なし。

その心配とは逆に、ハイバウンスが上手に働き、抜けが良過ぎてインパクト以降の感触に少しビックリしてしまうほど。ソールのラウンド形状というか、削り方がいかに絶妙かを物語っていると感じた。

要するに「バウンスを使う」って、こういうことを言うんだ！と自然に体感させてクラブでもある。もちろんフェースは開いてなどいない。

ダフるのが怖くなくなるので緩み癖も防止できる半面、他のクラブに戻すとダメゴルファーに陥るというデメリットも（笑）。

重心位置がフェースの中心！当たり前だけど当たり前じゃないという事実

実はこのウェッジ、重心位置がフェースのセンターにある。え？それが普通でしょ？と思ってしまうのは私を含めた勉強不足の輩。

実際、多くのクラブは重心位置がヒール側にある。

フェースを開閉させながら回転して丸く振るという難解なスイング事情と製造上の事情や惰性が関係しているらしい。

これがセンター位置にあることで、インパクトがラクになる。勝手に振らされるというか、真っ直ぐ振ればいいという理屈になるから。



イーデルウェッジは、スコアライン（フェースの溝）切り方も特異。従来のように、ヒール寄りに溝を設ける必要がないので、一般的なクラブよりも溝がトゥ側にある。シャンク持ちにも朗報というわけ。


シャンク知らず＆チッパー要らず！


打ち出し角（距離感）がビックリするほど整うという利点以外では、こういうことが言えそう。取扱店が少ないのと少し高価なのが難点。

買い換えるべきかどうかを迷う理由

アプローチがやさしくなることにすぐに飛びついてもいいんだけど、このウェッジを試したあとで、自分のアイアンを振ると少し変な感覚に襲われる。私程度のレベルでは微々たるものだけどなんか気持ち悪い。

イーデルゴルフは、他にアイアンとパターの販売がある。一気に買い換えてしまえばいいんだろうけど、ウッド系がないのが残念。

これらの理屈が業界全体に浸透するまで待つか・・・。

北池袋のチップゴルフ工房で試打やフィッティングが可能

北池袋にあるドンキホーテの2階に室内ゴルフ練習場があって、そこのインショップ「チップゴルフ」で試打が可能（要事前確認）。

練習場を使う必要はないので、ゴルフ工房に直接訪問でOK！イーデルゴルフのイーデル社長が直接来社した公認取扱店。


（関連リンク）
“デイビット・イーデル氏来社-イーデルゴルフ-ハンドメイドウェッジフィッティングその１”
（チップゴルフ｜池袋のゴルフ工房ブログ）


（関連リンク）
“デイビット・イーデル氏来社-イーデルゴルフ-ハンドメイドウェッジフィッティングその２”
（チップゴルフ｜池袋のゴルフ工房ブログ）


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