斉藤さんのアイアンスイング

どの番手で練習したら良いのか?初心者の場合、ラウンド前の場合、苦手を克服したい場合、スイング改造の場合といろいろ。これについて自分がやっていることや、世間(ネット調べ)の様子などをざっくりと。

全クラブの中間的役割を果たす7番アイアン


初心者の練習クラブとして定説化しているのが7番アイアン。諸説あるけど主な理由は、全クラブの真ん中にあたるからだとか。

で、何が「真ん中」かと考えると、長さ、重さ、ロフト角、番手とかではなくクラブの持つ性格であることが分かる。

手打ちで振れるほど簡単ではなく、かと言って凄く難しくもない。飛ばせるクラブであり、かつ狙えるクラブでもある。

7番アイアンでスイング作り

7番アイアンが打てれば初級合格!

こういうことじゃないだろうか。

決して万能じゃないけど、基礎を学ぶには好都合な番手。というより教える側にも都合が良い(良い意味で)ような気がする。



全番手の中央に位置する6番アイアン


ごく一般的なクラブセッティングだとして、パターを含めた全14本を長さ順に並べた時に真ん中にくるのが6番アイアン。

これを基本クラブとして練習する人も多い。適度に難しく、7番アイアンと比較すると一気に難易度が上がる。

私は初心者時代に主に6番アイアンでレッスンを受けていた。理由は7番アイアンばかりグリップが擦り減るのが嫌だったから(笑)。

で、体がだるい日などはこっそり8番アイアンにしていたり。

いちいちクラブを指定するコーチじゃなかったので、体調やレッスンの何度に合わせて6〜8番アイアンを使い分けていた。

6番アイアンでスイング作り



6番アイアンでよく練習してきた利点


初心者時代に6番アイアンで多く練習したので得意クラブになった。またそのおかげで7番はすごくラクに感じ、一般的に難しいとされる5番アイアンも6番に近い感じなのであまり苦に感じていない。

愛用アイアンのロフト角は5番→27度、6番→30度、7番→34度。飛び系アイアンのようなストロングロフトではないのもポイント。

私にとっての6番アイアンをまとめると、これ1本でウッド系やウェッジもイメージしながらスイングできるので、「ラウンド前に1本だけ」の選択肢を迫られた場合は6番アイアンを選ぶことになる。



スイング作りはPW(ピッチングウェッジ)


スイング作りの番手は?

アイアンセットの中で最もやさしいクラブでありながら重さがある。またPWなら飛ばそうとする無駄な意識や力も省けるのでちょうど良い。

PWばかり傷むのが嫌なら時々9番アイアンでも可。

PWで行うのと同じスイングを長いクラブでも行えるよう交互にやる。徐々に長いクラブにして確認したり、苦手クラブと交互に練習したり。

いきなりフルスイングじゃなくて、ハーフスイングやゆっくりスローモーションで行ったり、片手で行ったりいろいろやってみる。

初心者にしても、特に女性にはいきなり7番アイアンだとハードルが高すぎるのでPWのようなやさしい番手から始めるのも良いと思う。


(関連記事)
“ピッチングウェッジでスイングを作る”
(ゴルフマニア手帳:2015年2月27日投稿)

(関連記事)
“http://gogolf.jp/archives/51836270.html”
(ゴルフマニア手帳:2014年1月7日投稿)

※冒頭の写真は友情出演の斎藤“ヒゲ”純平さん。