フジクラシャフトから番手ごとにスペックが違う重量フローカーボンシャフトが発売される。説明を聞くほどに納得の理屈。同じ重量のシャフトを各番手に組んでしまうのはどうなの?と思うようになってくる。
用意されたスペックは80R・80S・100S・100Xの4種類で番手は4番〜PWまで
いつものように練習していたら、ちょうど併設工房にフジクラの営業さんがクラブを大量に抱えて登場。試打に参加させてもらった。
製品コンセプトは、全番手同じ振り心地に!というもの。
全番手同じシャフトという従来から、番手ごとにシャフトを重量フローさせるという、作り手からすると結構面倒な仕様。
これによって、ロングアイアンを簡単に、ショートアイアンはしっかりと打てるようにしたという、シャフトメーカーのこだわり。
試打クラブのヘッドは、フジクラのオリジナル。これがやさしそうなキャビティで結構気になるほどいい顔してた。非売品なのが残念。
チップゴルフの店長含め数人で各スペックの各番手と打ち比べてみた率直な感想
期待が大き過ぎたせいか、メーカーの理屈ほど重量フローの良さは正直よく分らなかったというのが率直なところ。
そんな中で、たしかに普段は手にしない4番アイアンが普通に打てたのはやはり理屈にかなっているからだろうか。
この「よく分らなかった」というのは、逆手に取ると違和感がなかったということになるので、メーカーの狙い通りってこと?
ちょっと屁理屈っぽい解釈だけど・・・。
やさしくラクに打ちたいという良質カーボンならでは欲求を満たしてくれるのは全番手共通
試打ヘッドはストロングロフトではなかったが、弾道を計測するとボールが上がり方や飛距離は、まるでストロングロフトアイアンのよう。
100Xですら、そんなにヘビーな感触はなかったけれど、このカーボンにもし代えるのなら、ここまでのスペックは必要ないと感じた。
しかし、80Rのやさしいこと!
女性&シニア用のスペックというよりも、力自慢の男性こそこういうシャフトで回転するだけの、簡単でラクなシャフトを選ぶべきかも。
なんか頑張ってスイングするゴルフが嫌になってくる(笑)。
軽いもの、やさしいものを手にすると人はそれに順応する。だから使える範囲でなるべく重いスペックを・・・の理屈は正しいのだろうか?
そう考えさせられてしまう試打だった。
コメント
コメント一覧 (3)
体を使ってクラブを振れないので、重くないと手で操作しちゃって安定しません。>私の場合
NSのウェイトフローってあった気がしますがどうだったんでしょうか。
シャフトの重量がフローするとなると、バランスの関係からヘッドもそれに合わせたものが必要になる気がします。ウェイトバランスもフローしてるんですかね?