コースに出て上達しよう

ゴルフは練習場とコースの環境が大きく違う。練習場でのショットがコースでできないのはもちろん、気分的にも舞い上がってしまったり。練習場に行く機会が多い練習好きほどこのジレンマに陥るという体験談。

練習場とコースでは何が違うのか


高島平で練習中

天然芝や傾斜などのライ、景色のプレッシャー、1球ごとに条件が違うなどが多く言われるが、私が最も違いを感じるのは空気感。


そう、空気が全然違う。


よくある例えとしては子供の時の遠足。


さすがに何年もやっているともう遠足みたいな感じはないけれど、ゴルフ場に来るという特別感で普段と違う自分になりがち。

この高揚した感じがなくなって初めて、コースでプレーすることが普段着感覚とまではいかなくても、こっちがゴルフと思えるようになる。



ラウンド数より練習回数を少なくする荒療治


青空の下のティーオフ

コースで舞い上がらないための一番の近道は、練習回数よりコースに出る回数を増やすこと。これは発想が荒療治すぎるか・・・。

でも大切なのは、練習場のショットがコースで再現できなかったことを落ち込むより、コースでの反省を練習場に持ち込むこと。


予習より復習を増やす!


そして復習したらまたすぐコースへ出るというのが理想。だけど諸事情あってそうもいかない。ここをどうする?がキモっぽい。



練習もラウンドもホームコースで行う知人


コースの独特な空気感

ホームコースのすぐ近くに住み、練習もコースの練習場を使い、目標は競技の上位入賞という知人が何人かいる。

必然的に予習よりも復習が練習の主体になり、しかもラウンド時と同じ空気下でその練習ができる。そして試合以外のラウンドは練習感覚。

いずれもシングルプレーヤー。とにかくコースでの立ち回りが上手。コースマネジメント、アプローチやパッティングの距離感、コースで再現可能かどうかを見越して練習しているような感じすらある。

時間をかけたスイング改造を行ったとしても、このルーティーンでそれが行われるので、間違った開眼も少ない。


理想的に上達するパターン。


ラウンドが近づいてきて不安だから練習場に行っとこう!なんてあきらかに墓穴を掘るパターンとは全く逆だと思い知る。



できる範囲でコース→練習のパターンに近づよう


近くに赤羽ゴルフ倶楽部がある

とは言ってもラウンドを増やすことは容易じゃない。できる範囲でと考えると、近場でハーフラウンドができるコースを探すこと。


これを練習課目に加える!


それもままならないケースでは、むしろ練習場になんか行かない方がいいのかもしれない(笑)。少なくとも復習としての課題がない限りは。

「なんかないかな?」で練習場に行ってしまうと、コンビニのレジ横でつい無駄な買い物をしてしまうアレと同じになってしまう。


練習好きという楽しみ方にも工夫を


私は不幸にも練習好きになってしまった。コースへは、行けたとしても年に20回ちょっとが限界。遠いし時間もお金もかかる。

ゴルフという楽しみ方に、練習や試行錯誤というカテゴリーが入ってしまうのは致し方ない。

冬場をシーズンオフと称して練習に明け暮れ、スイング改造みたいな集中練習をやって春先にコースへ出る。

2月の赤羽ゴルフ倶楽部の芝はこんな感じ

練習期間が長かった分、復習や微調整という課題をどっさりと持ち帰ることとなる。これはこれで良い部分があったとしても、練習に溺れないでコースという空気下と交互にして解決していくのが効率的。

ということで、冬場をシーズンオフにしてしまい長くコースへ行かない期間を作ってしまう愚行は今期で終わりにする。

でも寒さに年々耐えられなくなってるのも事実(笑)。