
5番アイアンが苦手という人は多い。中には6番アイアンさえ怪しいという人もいる。でもたった1番手違いの7番は普通に打てるという。その打てる打てないの線引きについて何があるのかを考えてみた。
セットで買ったから全部打てるようになりたい
アイアンはセットで買う。使う使わないに関係なく、誰でも普通にキャディバッグに入っているもの。で、最も難しいのが5番。
5番アイアンはそのセットの中でも最も長く、ロフトも立っているので必然的に一番難しいアイアンということになる。
打てないならバッグから外せばいいんだけど、せっかく持ってるんだから打ちたいし、打てなきゃ!と考えるのはごく普通のこと。
5番アイアンのロフト角を考える

難しい理由はその長さなのか?ロフト角なのか?と考えた時に、ふとアイアンのロフト角にはそれぞれに大きな差があるのが目に着く。
いわゆる、ストロングロフト。
某ショッピングサイトで、最近の売れてるランキング上位のアイアンで5番アイアンののロフト角を調べてみた。
スリクソン→24度
ゼクシオ→24度
ピン→24度
キャロウェイ→24度
私のアイアンとちょうど1番手違う。これでは4番アイアンに「5」って表示してあるのと同じ。
これがスチールシャフトだとすると、ドライバーのヘッドスピードが相当速い人じゃないと厳しいんじゃないだろうかと思う。
番手表示ではなくロフト角で考えるべき

一般的にアイアンにはロフト角表示がないものが多い。ユーティリティやウェッジは番手ではなくロフト角で選ぶことが多いのに・・・。
私の場合、フェアウエイウッドは15度あたりから、アイアンは27度あたりから一気に難しくなるような気がしている。
ロフト角が27度未満のアイアンは心して臨まないといけないし、もしセッティングから外す考えがあるとすればロフト角で考えるべき。
番手じゃなくてロフト角で取捨選択する。
私の場合、5番アイアンは世間で言われるほど苦にしないが、24度と言われるとちょっと自信がない。もはやユーティリティのロフト角イメージ。
実際に飛ぶ方が売れるようなので、ショップでは飛ぶ7番を試打して、セットで届いたら5番6番がさあ大変ってところだろうか。
やさしい5番アイアンは存在する

ミズノ(MP)というと、難しいとイメージする人が多いようだけど、私のアイアン(MP-53)はかなりやさしい。
5番のロフト角は27度。ストロングロフトアイアンと比較すると、6番とか7番とほぼ同等で、しかも7番からポケットキャビティ。
すごくやさしいというわけではないし、アイアンの中ではやはり5番が一番難しいのはどのセットでも同じだけど、比較論として。
時々、ストロングロフトな方から、「5番?上手に打つねー!」などと言われるが、これも番手じゃなくてロフト角で考えれば至極当然の結果のような気がするのだけど・・・。
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コメント
コメント一覧 (10)
今のストロングロフトでは、ロフトの割にシャフトが短いので逆に難しいと感じます。
短くなれば、振動数も硬くなりますからね。
私の5番も27°なのでロングの2ndで困った時は5番です。
ちなみに4番は24°3番は21°ですが自分的には長さのほうが気になります。
最近はウッドも打てるようになって楽なのですが、リスクを考えるとアイアンのほうが良い気がします。
乱文失礼致しました。
自分の基準(軸)を持っていれば、関係の無いことではありますが・・・。
すべて「売るがため」のことでしょう。
最近はやっと前に打てるようにはなりましたが、1年前は使う気になれませんでした。
相変わらず3Wが苦手ですし、そもそもしっかり打ち分けるほどの腕もまだないので、13本のセットのままです。
4番から入れてます。
コメントありがとうございます。4番すごいですね。練習用で4番が欲しいと思ったこともありましたが、あっても練習しないような気がしたのでやめました(笑)。
一応、10〜15y刻みのつもりなんですが、何故か49度のP/A(105〜110y)はあまり使うことないですね。
昔ながらのマッスルバックやハーフキャビティアイアンの24度と、最新の低深重心複合素材中空フルキャビティの24度では、打ちやすさに天と地ほど差があります。
重心位置が高く浅重心のマッスルバックなどは打ち出し角がどうしても低くなり初速が出ないため、高さと飛距離を確保するためには、ハンドファーストでロフトを立てて初速を確保しつつスピン量で球をあげる(いわゆる捲れる球を打つ)必要があり、おっしゃる通り相当のヘッドスピードがないと実用レベルの球は打てません。
しかしながら、最新のフルキャビティは、構造的にはアイアンというよりユーティリティに近づいています。
ぶっちゃけてしまうと、昔の27度の浅重心五番アイアンと最新キャビティの24度の五番アイアンでは、単純にクラブを静的に計測するとロフト3度の差はあっても、スイングした際のインパクトロフトの差は、同じように振れば3度もありません。
かつての27度の五番アイアンが「実用レベルで」打てる人であれば、最新のフルキャビティアイアンの24度五番アイアンも問題なく「五番アイアン」として打てます。
かつての24度の四番アイアンが打てないと現在のストロングロフトの24度五番アイアンは打てない、などではないということです。
逆に言えば、かつての27度以上にロフトが寝た五番アイアンが打てない人は、現在のストロングロフトの五番アイアンも打てない、というわけです(笑)
「五番、上手に打つね」というお話は、おそらく「五番アイアンと刻印されているクラブ」を上手に打つね(その方は中上級者向け27度の五番アイアンも難しいと感じている)ということではないでしょうか。