グリーンの攻め方として、ピン側に外さないのがセオリー。理由は、アプローチが難しくなるから。そんな時にマスターしておきたいのがピッチショット。ワンランク上のゴルフに不可欠なアプローチのひとつ。
ボールを上げないと寄りそうにない場面
ピン側(いわゆるニアサイド)に外した時点で、ある程度諦めながらクッションを使うピッチ&ランでごまかしていたのが今までのゴルフ。
グリーンエッジからピンが近いという状況に加えて、砲台グリーン、ピンまで下り、バンカー超え、などの条件が加わるとななおやっかい。
そこで、ピッチショットの出番!
米ツアープロみたいに劇的なロブショットは無理でも、ある程度高く上がって、その高さでそこそこ止めたい時に重宝する。
上級者にアプローチがほぼ一辺倒なのを指摘され、秋口あたりからチップショットの練習を開始。昨年後半からはコースでもトライ中。
100はもちろん、90を切るのに必要な技術ではない。でもそれ以上をコンスタントにクリアしたい場合は避けていてはダメだと言われ・・・。
コックだけのほぼ手打ち打法で簡単に上がる
仕事中の工房店長に見本をお願いしたので、モデルがエプロンを付けた場外だけど、エプロンに特に意味はない(笑)。
イメージ的には、コックを使いながらインパクト位置で一瞬止めて、フェースとクルッと空に向ける感じの、ほぼ手打ち感覚。
フェースを開いたり、ハンドレイトを意識したり、バウンスを使うとかそういった小難しい意識は一切捨てる。
×フェースを開く
×ハンドレイト
×ボール位置は左寄り
○普通に構える
○ハンドファースト
○ボール位置も普通
最大のポイントは、コック開放のタイミング!
コック解放、すなわち、どこで手を止めるかということが最大にして唯一かもしれないポイント!ここを掌握すればあとは実行力だけ。
イメージとしては、グリップが位置ボール位置を超えたあたりが目安として模索するのが良い。だいたいタイミングが早すぎてミスするので、どこまで我慢できるか?に挑戦してみるのが近道。
別の表現をすると、インパクト(ボールの感触がある)まで決してクラブヘッドが上がってしまわないタイミングまでコック維持を我慢。
さらに表現を加えると、クラブヘッドでボールを拾い上げる感じ。
もうひとつ大切な練習ポイントとしては、スローモーションのごとくゆっくりと均速で振り抜くこと。
いわゆる、モーションに柔らかさを出す!
TVで見るスローモーションを思い浮かべながら、これもまたどこまでゆっくり出来るか!に挑戦して行うのが良い。
最後は実行力あるのみ!
ピッチ&ランやランニングアプローチと比較すると、それ以上の練習量と勇気(コースでの実行力)が必要になってくる。
練習場で出来たら、コースでどんどん試すこと。
私の未熟な経験上でも、これだけは確かであることは解る。練習とチャレンジを続けないと、いつまで経っても進歩しない。
私の周りにも2通りのゴルファーがいる。
a.アマチュアなのだから、わざわざ難しいことをやる必要はない!自分が出来ることを工夫してスコアメイクする。
b.アマチュアだからこそ、チャレンジして楽しむべき!挑戦することで新しい発見があり、進歩する。
どちらも正しく、これまでは前者の考えだった。でも、そこそこゴルファーから脱出できないということも知った(笑)。
ある意味、逃げてばかりのマネジメントから、必要に応じて攻め、例え失敗してもリカバリーができるというレベルアップ。
これが後者の考え方にあるような気がする。
コメント
コメント一覧 (4)
目の前で打ってるのに、どうやっても真似できません。
フルスイングでの飛距離もすごいし、打球音もかっこいいし。当然スイング綺麗ですし。
少しでも近づきたいですが、遠い存在です。同じ歳らしいのですが(全く関係なし)
今日の記事と直接関係ない話ですが、店長のスイング拝見して思い出しました。
色々勉強中で、とっても参考になります。
よろしく、お願いします。
プロの話ですが、距離の打ち分けは振り幅で行う人とスイングスピードで行う人がいるわけですが、力の作り方、伝え方を把握している次元の方はどちらであれ凄いですよね。
アイアンですら、例えば7番で180Yも打てるし100Yも打てるみたいに、前後2番手分くらいを網羅できるわけですから。
今回の記事は私自身がトライ中ってこともあって、あまり分かりやすい記事にできませんでした。いずれマスターしてもっとわかりやすい内容で表現したいです。