
レッスン課題の練習用として、女性用のやさしいクラブを使うことにして数日続けてみた。女性用の短くて軽くて軟らかいクラブは、ドリルを行うにはもってこいで、いろんなメリットも得られたのだけれど・・・。
女性用シャフトで練習するメリット

レッスン課題をマスターするために、しばらく奥さんのクラブを借りて練習してみることにした。理由は簡単。軽くて短くてやさしいから。
練習場に持ち込んだのは、ドライバー、7番アイアン、PWの3本。これら女性用クラブの特徴をまとめると以下のようになる。
女性用クラブの特徴
・短い。
・軽い。
・柔らかい。
・グリップが細い。
次に、一般的に言われるメリットはここでは置いといて、実際に続けてみて自分が感じ得られたメリットは以下のとおり。
女性用で練習して感じたメリット
・片手打ち練習が負担なくカンタン。
・切り返しで力めないのでオーバースイングにならない。
・しなりとヘッドの加速を感じやすい。
・正しいプレーンをなぞらないとトンでもないミスになる。
要約すると、クラブの上手な使い方を自然に探すとなる。
ただ、アイアンは純正カーボンで暴れるし、ドライバーも女性用ならではで捕まり過ぎてしまう。
このままコレを続けていていいのか?という不信感も。
そこで世界最軽量のスチールシャフト登場!

練習場の工房で用意してある世界最軽量のスチールシャフト。これが挿さった試打アイアンがあったので試してみることに。
工房店長、最近のお薦めであり、シャフトのある部分に鉛が貼られているのは企業秘密。各番手短めの仕様となっているもの。
ボールをはじめ、道具の劇的進化。それに伴う米ツアープロのスペックダウン化を考えたら、我々アマチュアもそれを追随すべき!
という考えのもの。
練習場仲間も、こぞって試したりリシャフトしたりして、短尺軽量化が練習場内でちょっとしたブームになっている。
で、この世界最軽量シャフト付きアイアンを握った時に悲劇が!
重っ(笑)!
まだ振っていない。握って少し持ち上げただけ。
たった数日のことなのに、慣れることの恐ろしさを知る。
実は女性用で練習する前にもこのクラブを体験していて、その時は軽くてやさしいと感じていたのに・・・。
そして自分のクラブに戻して練習したみたら

こちらは愛用のアイアンシャフト。自分からすると、多少無理しても重いクラブを使いたいという趣向のチョイスだった。
これまで重いと感じたこともなければ、硬いと思ったこともない。
でも久しぶりだと重すぎる!長すぎる!硬すぎる!
で、これまた面白いことに10分も練習するとすぐ慣れた(笑)。腕だけじゃ振れないので、身体を使ってクラブの使い方を探した。
続けて前出の世界最軽量アイアンを振ってみると、スイングや感覚の微調整は必要ながら、これまた心地良くやさしく振れる。
あれ?どれもメリットある?
ということで、タイトルを「惨事」としたのは、何をやってるのかわからなくなってカオス状態に陥ったということ(笑)。
今の自分にないものを別のクラブで知る
スペックの異なるクラブを使おうとした場合、人はそれに順応しようと敏感になる。素振りでもいいけど、ボールを前にするとなおさら。
今、ここにないものを知る
こういう練習になるんだなぁと勉強になった。
ほんの数年前まで、女性用ドライバーを愛用していて、アイアンもウッドもすべてRシャフトでラクな方がいいと考えていた。
何でもラクなものが良いに決まってるけれど、ラクばかりすると怠けたり育たない部分が出てきてそれが当たり前になってくる。
実行中のレッスンと練習が進んだ暁には、最終的にスペックの見直しをするつもりもあるのだけれど、ゴールはあるんだろうか(笑)。
コメント
コメント一覧 (2)
いろいろ、試されているのが楽しくて、拝見させて頂いています。
いろいろな、ヘッドとシャフトで練習するのは、いろいろ気づけることがあって面白いですよね。私は中古で手ごろなものを見つけて、練習にはアイアン4セット各2本、ドライバー2本使ってます。
ただ、レディースを使うのはお勧めしません。依然知人の女性が練習場で出くわした男性に打たせてほしいと言われて、貸したところ、数発クリーンヒットした後にヘッド真っ二つに割れたそうです。お陰で彼女はしばらく、3Wでティーショットしてました。
はじめまして。各2本の練習とは凄いですね。恐れ入ります。レディースのドライバーが真っ二つというのもまた凄いですね(笑)。特に弱く作ってあることはないとは思いますけど、気をつけます。