軽量スチールシャフト

ボールの劇的な進化からか、世界的にクラブの軽量化が進んでいるみたいで、周りでもそういう人が一気に増えてきた。無理のない範囲で重いものが良いという古い理屈はもう捨てて、シャフト選びをしてみた。

定番から世界最軽量のスチールシャフトまでを打ち比べ


現在愛用のシャフトより軽いものということになるが、どこまで軽くても大丈夫か?ということで以下の4種類の7番アイアンを工房で用意してもらった。

軽量スチールシャフト打ち比べ

N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(R)
N.S.PRO 950GH(R)
N.S.PRO ZELOS 8(R)
N.S.PRO ZELOS 7(R2)


いずれも柔らかいスペックだけど、これには意味がある。背格好に合わせて一般的なクラブよりも短く作りたいから。短くすると当然硬くなるのでそれを見据えて。

このロースペック化は、もうそろそろ「頑張ってクラブを振る」というゴルフから卒業して、「ゴルフをやさしくしたい」という理由も。

ちょうど都合よく、世間にも軽量短尺化という波があり、ボールだけじゃなくて特に日本国内のシャフトもかなり進化したと聞く。

で、ここは古い理屈は捨てて「やさしさ」で選び直してみようとなったわけ。

軽量スチールシャフト各シリーズの試打

軽くて柔らかい方がやさしいというあたりまえ


4種類を試してみて感じたのは、重さとしなり方がマッチしたシャフトがやさしく感じて、とても打ちやすいということだった。

N.S.PRO 950GH(R)
N.S.PRO ZELOS 7(R2)


その結果、良かったのはこの2種類。

試打の方法も、自分に合ったものを探すというよりは、シャフトの仕様を感じて道具に合わせようとした結果、やさしく感じるかどうか?という意識でやってみた。

ロースペックなシャフトで打つと、よく「タイミングが合わない」とか「弾道がどうのこうの」とかの言い訳が並ぶわけだけど、プロになると3球も打たせるとすべての仕様で上手に打てるわけで・・・(以下略)。

軽量スチールを打ち比べてわかったこと

ということで、結論は、

やさしいクラブの弊害

この、ある意味おかしなゴルフの常識を部分的に捨てることにした。

ゴルフの常識を見直す時期がくるのかな?


いつからそうなったのか知らないけれど、ゴルフの常識として決められた各番手の一般的な長さ、重量バランス、番手ごとの均等フロー。

ワンレングスアイアンやハイバウンスアイアンの登場などもあって、そろそろ古くから固定されている常識が変わろうとしている。

幸い、この世界的な傾向に研究熱心で、素人な私のわがままにも耳を貸しながら親身になってくれる工房が近くにあるので、現在もろもろ相談中。

ゴルフを始めた時から、クラブの長さや番手ごとのフローが万人に対してほぼ同じということに疑問もあったので、いよいよ解決させたい。


(関連リンク)
“チップゴルフ|池袋のゴルフ工房ブログ”