短尺ドライバーを試した時のデータ数値

短くした時のデメリットをすべて解消してくれる。そんな都合のいい短尺ドライバーがもしあったら?その夢に限りなく近づけそうなドライバーを試打してみた。


短尺ドライバーのデメリットを解消してくれる専用シャフト


チップゴルフ工房発案で、某人気シャフトメーカーが製作担当した、短尺ドライバーのために専用設計されたシャフトのプロトタイプを試打させてもらった。

短尺ドライバー用に設計されたシャフトのプロトタイプ

見ての通りまだプリントがないので、真っ黒でツヤもなく少し不気味。

長さは43インチで超軽量設計。フレックスはレディースクラブ並みでR2相当。ヘッドは試打用ヘッドの中から最も寝ているグランプリの12度だった。

グランプリワンミニッツG57

市販されている既存のシャフトをいくら短くしても理想には至らず、短く軽くしても綺麗にしなってくれる理想のシャフトになったとか。


果たしてヘッドスピードのない自分にも恩恵があるのか?


過去にも何度かありもので短く作られたドライバーを試したけれど、私レベルでは満足のいく結果が出なかった。

ボールが上がらない、スピン量が足りない、ゆえに飛ばない・・・。

時代が長尺化した時も、高ロフト化した時も、飛距離系ボールも、新開発や新素材なんて言葉が出る時はいつも、一部のパワーヒッターや上級者が一時的に喜ぶだけ。

ただ時々、練習のつもりで女性用ドライバーを打つと、すごく楽に普段の飛距離が出せることがある。あれができるのなら・・・と思うことはあった。


遂に出会えた?理想の短尺ドライバーシャフト


早速この短尺ドライバー専用のプロトタイプシャフトを試した。正直なところ、実は最初のうちはキャリーで200Y前後がポコンと打てる程度だった。

視界が変わる

軽くてめちゃくちゃ柔らかいので、なんだかあまり振れないのだ。

ただスイング動画を何度か確認すると、オーバースイングが直っていて、切り返しで力むこともなくなりそうだった。軽さと柔らかさがそういうことをさせないのか。

打ち続けているうちに、低スピンのせいか曲がらないことに気づく。

さらに続けて、シャフトの使い方を覚えるとどんどん打ち出し角が上がり、キャリーが伸びるようになってきた。

クラブの使い方を練習しながら距離が伸びるような感覚。

でも決して練習用クラブではなく、あくまで本番用!

しならないシャフトのしなりを感じて・・・なんて難解なことはしなくて良い。あるいは自分で苦労してタメを作るような動きも不要ということか。


プレーヤーによって調整は必要とのこと


もちろんシャフトだけじゃなく、重量を含めたヘッド選び、ボールとの組み合わせでプレーヤーごとに好結果が出る調整や工夫は必要みたい。

私の場合は、単にこのシャフトを挿すとスピン量が出にくいので、スピン量が出るヘッドを使い、鉛などで重量調整もし、適正スピン量がでるボールの使用が必要。

短尺ドライバーを試した時のデータ数値

ノーマル状態で打つと、私の場合はスピン量が2000回転に満たなかった。そこに調整を加えてボールをスピン系にすることで、写真の弾道データとなった。

感じたことをまとめると。

・平均飛距離のアップが見込める。
・コントロールしやすい。
・速く振りやすい。
・なんと言ってもラク。


小柄な私でもこんなに近くに立てる

小柄な私でもこんなにボールの近くに立てる。これだけでも超安心。

短尺ドライバーの方が飛ぶとは言えないけれど、結果的な安定感が増して、なにより安心感が持てるのは大変嬉しいこと。これなら朝イチショットも怖くない。

飛ばし屋の斎藤さんにも合うって不思議

ちなみに、友人で飛ばし屋の斎藤さんは、この試打クラブのままでも合いそうで、気持ち良く振って260Yキャリーで300Yに迫る飛距離を出す。

斎藤さんは、市販の計測器だとヘッドスピード50m/sとかまで出すプレーヤー。

そんな人でも、このシャフトでクラブの正しい使い方を感じて、無理せずラクにしかも安定して飛ばせることを覚えられる。

販売開始は、2か月先?待てない・・・。


(関連リンク)
“チップゴルフ|池袋のゴルフ工房ブログ”