アップライトな構えでシンプルスイング

アップライトでよりシンプルなスイングを作るため、アイアンのライ角をややアップライトに調整してもらいました。クラブ自体をアップライトにすることで、無意識に構え方を変わるようにしようという狙いです。


クラブをアップライトにするとポスチャーが変わる


私の場合、今のセッティングにするまではかなりハンドダウンな構えでした。最近では全番手を短い仕様にして随分とハンドアップに構えられるようになりました。

以前とのアドレス比較

この写真は、以前の構えとの比較です。左が3年前のもので右が現在。しかも左のアドレスはピッチングウェッジ、右はなんと7番アイアンを構えたものです。

小柄な私にこういった海外プロのようなアドレスができるなんて、これまでは思ってもみませんでしたが、短いクラブ仕様にしたひとつのメリットでもあります。

クラブを代えてから徐々にスイングも変わってきましたが、それでもコースでは時々以前のハンドダウン癖が顔を出してミスになります。

ミスの原因は、ハンドダウンな構えでアップライトに振ろうとするから。

そこで今回は、工房にお願いしてアイアン全てを少〜しずつアップライトに調整してもらいました。ライ角によって自然とポスチャーが変わるようにしてしまえ!

という狙いです。

工房でライ角調整


アップライトで動作がシンプルになる


構えがハンドダウン過ぎると、スイング中にいろんなことをする必要が出てきます。私自身、ハンドダウンだった時はそれが当たり前だと思っていました。

クラブの開閉、コックの方法、、どこに上げる、腕の旋回どうする、などなど。

クラブがアップライトだと、プレーンがアップライトになり、まずはフェースの開閉が必要なくなりますので、それだけでとてもシンプルになります。

真っ直ぐ引いて戻すだけ!

極論に感じますが、イメージとしてはこんな感じで、まさにコレだけです。

曲がらずダフらず真っ直ぐ打つのは簡単になります!というのは言い過ぎで、フェースが向いている方向に真っ直ぐ行くので、フェース面の管理は必要です。


これまでしみついたいろいろを排除していく


最初はどう打っていいのか、どう動いていいのか戸惑いました。でも慣れてくると、「いろんなことしなきゃいいんだ!」と気づきました。

最も効果が面白かったのがドライバー!

2年前のドライバーアドレス
現在のドライバーアドレス

まだまだハンドアップに構えられそうな気もしますが、以前(上の写真)とは大違いなのが分かると思います。こうなると本当に引いて当てるだけ。

グリップコントロールは意識していますが、グリップがどの位置に来た時にインパクトさせるか!という意識と、フェースの向きへの意識は持っています。

それでもまだまだ要らぬことをして、ミスすることはよくあります。「あーでもないこーでもない。」という楽しみが減ったのは寂しいですが(笑)、もっともっと上を目指せるかな?と思えてきた楽しみが増えました。

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