ゴルフを始めて良かった

私は43歳でゴルフを始めましたが、始めるまではどちらかと言うとゴルフがあまり好きではありませんでした。正確にはゴルフをしている人が嫌いでした。

私の場合、以下に示す5つのやらない理由が1つずつ解決したのですが、ゴルフをあえてやらなかった頃を思い出して記事にまとめてみたいと思います。


1.ゴルフはお金がかかりそう


ゴルフはお金がかかりそう

実際にはあまりお金をかけないでもゴルフはできます。でも一般的には結構なお金がかかると思われています。私も具体的になるまではそう思っていました。

お金がかかるイメージのスポーツと言えば、ゴルフの他にもフィギュアスケート、スキー&スノボ、馬術、マリンスポーツなどが思い浮かびます。

またスポーツ以外にもお金がかかる趣味は多いです。アイドルなどのおっかけ、ギャンブル、車、旅行、食べ歩き、乗馬などがそういうイメージでしょうか。

しかし、いずれも本気でやれば・・・のお話しです。

クラシックバレエ、バイオリン、自転車、モータースポーツ、アニメやゲームなど、本気でやる人にとっては、どれも結構なお金がかかります。

なにもゴルフだけがべらぼうに突出しているわけではありません。

私の場合は、まずゴルフにどれくらいのお金がかかるか?を具体的にシミュレートすることから始めました。その結果、「自分にもできそう!」となりました。

友人から使っていないクラブをかき集め、レッスン&練習で使える安い室内練習場を近所に探しました。また、探せば安いコースがいくらでもあると知りました。

毎週末にレッスンを受けたり練習をして、月1でゴルフ場へ行くというプランを立てて始めました。初期投資が約2万円。月々の出費は3〜4万というものでした。


2.ゴルフ場までの移動手段がない


ゴルフ場は、電車で簡単に行ける場所にはないということは知っていました。私は免許も車もないので、ゴルフ場までの交通手段がネックでした。

ゴルフ場までの移動手段がない

移動と言えば・・・よく聞かれるのが、

「どうしてあんなに朝早くから出かけるの?」

ゴルフをしない人によく聞かれることのひとつです。ゴルフは実際のプレー時間だけでも4〜5時間かかります。また、一部の地域やコースを除いて、半分終わったところで食事休憩があるので、終えるまでに約6時間ほどかかることになります。

これが朝早く出かける理由です。

都心からですと移動時間が片道1時間以上かかったりするので、拘束時間が長いことを嫌う人もいます。私はむしろ日帰り旅行気分で行くのでむしろ楽しいことでした。

でもゴルフには、早朝ゴルフ、ハーフプレー、ショートコースなど様々なプランやコースがあるので、時間をかけずに楽しむことも出来ます。

移動手段については、車に乗せてくれるゴルフ仲間を見つけたことで解決しました。

免許や車がないと、移動手段についてのハードルはやや高めですが、電車で来る人のことを考えて最寄りの駅からクラブバス(シャトルバス)を運行するコースも多いです。

電車で行く場合は、キャディバッグを事前にゴルフ場まで送ります。当日は着替えなどのの入ったバッグだけで出かければOKです!


3.ゴルフしている人のイメージが悪い!


一般的なイメージのとおり、ゴルフする人の年齢層は高いです。男女比も圧倒的に男性が多く、私も自分がやるまではやりたくない理由の第一位がコレでした。

お金持ちで日焼けした嫌な感じのおっさんが多い!

こんなイメージでしょうか(笑)。

確かに当たらずとも遠からずなのです。コースにもよりますが実際にゴルフ場に行って観察してみると、意外とそうでもないことに気づきました。

また、個人競技なので「性格がよく表れる」とも言います。

私は最初にこの悪いパターンの人間をたまたま多く見てしまったので、これがゴルフを始めるのが遅くなった原因でもありました。

やっぱりゴルフは楽しい

これについては、嫌なヤツとは行かなければ良い!で解決するわけですが、これも歳をとってから始めたせいで、年齢や立場がなせた技なのかもしれません。

今は、自分がその嫌なおっさんにならないよう日々気をつけています(笑)。


4.紳士のスポーツとか言ってマナーが面倒くさそう


今はむしろゴルフにマナーがあることで心地良さとなっています。始める前はこれが面倒くさいと思っていました。これにも偏見や嫉妬があったのかもしれません。

これも理由を知ることで、マナーやルールがあるから気持ち良くプレーできる場所として保たれているんだと分かるようになりました。

また、下手だと急かされるイメージがあります。

なんで高い金払ってるのに、ゆっくりプレーできないんだ!

こう思っていました。

しかしこれも、急かされるのはプレーの遅さではなく、経験の浅さや準備の悪さによる段取りの悪さ(遅さ)だと知り、考えを改めるようになりました。

考えてみれば、ショットの時間なんてたった数秒です。いくら多く打ったとしてもその合計時間は大したことありません。

前後の組とスピードを合わせる、というのは車の運転にも似ています。車間距離というか流れに合わせるというか。運転しないので分かりませんが(笑)。


5.コンペなどの人付き合いが面倒くさそう


コンペの表彰式の様子

若い人にとっては、これが一番なのかもしれません。会社にゴルフコンペなんかが存在していると、飲み会とかと一緒でやらされるイメージなのかもしれません。

若いうちは、まだ学生時代の友人との付き合いも多く残っているでしょうし、わざわざ会社の人達と仕事外で関わりたくないとも思うでしょう。

私はお酒が好きじゃないので、よ〜く分かります。

ところが社会人になると、生活リズムも年を追うごとに友人たちとズレてきますし、徐々に疎遠になることも多く、仕事や趣味の仲間との付き合いが中心になります。

そこである時期から、人付き合いが大切だと思い始めるわけですが、だとしてもさきほどと同じように、気心知れた仲間とだけ行くでも良いのだと思います。

上司や先輩から誘われて、「お前らとは行きたくない!」とは言えないでしょうけど、ある意味、酒の付き合いより大変なわけですから、そこは上手に断りましょう。

ある程度上達すると、人の集まりに参加するのは敷居が高くても、いざ行ってみると意外と楽しいことも多いものです。

もし嫌な感じの人がいたら、なるべく避けるという触覚だけは持っておきましょう!


ゴルフをやらない理由のまとめ


自分自身が43歳になるまでゴルフをやらなかった理由と、それがひとつずつ解決したから始めたという事柄をここまで記事にしてみました。

奥さんと一緒にゴルフを始めました

始められた理由をもうひとつ追加しますと、奥さんと一緒に始めたということも大きかったと思います。毎週2人で一緒に習い事に出かけるみたいな感じでした。

私は50歳を過ぎるというのに、ゴルフ人気がピークだった頃のことを知りません。

なので、ゴルフ人口が減少しているという実感もありませんし、それに慌てる人達の気持ちも分かりません。でも、ゴルフ場や練習場が減るのは困ります。

しかし同じゴルフでも、潤ってそうな商売があります。

都心のあちこちにかつてあった広い練習場は年々減る傾向にありますが、シミュレーション設備を整えた室内練習場が数年前からジワジワ増えてきました。

そこに、費用がウン十万もかかるレッスンパッケージの登場です。

最近では、かの大手も参入してきました。

最初に料金形態を見た時は、その金額に驚いて少し引きましたが、そこまでお金をかけても100を切りたいと思う人がいるんだ!と思うと、嬉しくもありました。

お金をかける=本気度!でしょうから。

この記事での私の体験談のように、原因を解決させる!という提案が、やらない人を導く方法なのかな?なんて思いました。