5番アイアンを試験投入

みなさんは、どれくらいの確率で5番・6番アイアンを想定の距離まで到達させることができているでしょうか?私は、例に漏れず6番アイアンから劇的に確率が低くなることを知っていますので、コースで使う時の緊張感がそれなりにあります。

目標のスコアをオーバーさせてしまう理由のひとつに、これらの確率の悪いクラブを本人がそうとは気づかずに使い続けていることが、実は多いような気がします。

そしてそこに救世主登場!

ちなみに、5・6番はロングアイアンか?については反論もあるでしょうけど、「昔は4〜6月までを夏と呼んだ。」みたいな話になるので、ここでは自分のセッティングの中で長い部類に入るアイアンということで勘弁ください。


チップゴルフから新発売のアイアン用カーボンシャフト


チップゴルフのアイアン用カーボンシャフト新発売

短い軽い柔らかいを推奨して、アイアンではショートピッチレングスを専門に取り入れているチップゴルフ工房から、アイアン用のカーボンシャフトが発売されました。

構想にかなり長い時間をかけてやっと発売に至ったようです。

製造はファイアーエクスプレスでおなじみのコンポジットテクノ。ミドルアイアン用とショートアイアン用の2種類が共同開発によって生まれました。

で、早速先週のラウンドで試打クラブを持参。すぐに惚れこんでしまいました。

お店と相談しながら試打と調整を繰り返し、現在の6番からのアイアンセッティングにロフト角27度の5番を追加。最終的には6番もカーボンにしました。


自分用にカスタムしてもらった5番・6番アイアン


ロフト角は5番が27度、6番が30度で標準。仮組みの段階で何度も打ち、どこまで短くしようか?を一緒に考えてもらって組み方にも調整を加えてもらいました。

5~6番アイアンをカーボンに

写真のとおり一応完成させましたが、最終的には日々練習を繰り返しながら、コースでも使ってみて、計測・結果・現象などを考慮しながらこの先も調整は続きます。

個人的には、もう気持ち短く調整してもいいかなと今のところ感じてます。

とにもかくにもこのシャフトの第一印象は、とにかくラクってことです。ショートアイアンのようにスイングできるとまでは言えませんが、7番アイアンくらいの感覚で、ドスンと合わせれば勝手に飛んでいきます。そして恐ろしくよく上がります。

この上がり過ぎる現象を今後の調整によってもう少し抑えられないか?

なんてと思っているほど(笑)。

ちなみにこの6番の打ち出し角平均が約20度くらい。7番と同じ高さで10〜15Y先まで飛んでいきます。5番は17度前後で、さらに10〜15Y先へ!

5番アイアンの計測状況

私はヘッドスピードがそう早くないのでこの程度で充分満足していますが、周りを見ていると200Y級に飛ばす人もいて、4番を作ってUTを抜いたという人もいました。


セッティングのバリエーションが広がって楽しそう


もはやセッティングのあれこれを全てチップゴルフ工房に委ねている私ですが、このアイアン用カーボンシャフトの登場によって、選択肢がかなり拡がりました。

ゴルフがどんどんやさしくなっていく予感!

やさしくなり過ぎると逆につまらなくなってしまう心配もするわけですが、それはそれでまた新たなミスをするようになるのでしょうね(笑)。

周りを見てみると、アイアンを今回の2種類のカーボンシャフトを組み合わせてセッティングした女子プロがいたり、5番だけをUTのように長めにして入れる方も。

アイアンは番手ごとに役割が違うわけですから、シャフトの組み合わせも交えたコンボセットという考え方は、大いにアリだと思いました。

これでセッティング本数が1本増えて合計11本となりました。

またこのカーボンシャフトの具体的なインプレッションを記事にしたいと思います。