パーオンとボギーオンスコア分析

最近は、スコア管理アプリが手軽になり、簡単にラウンドを振り返ったり、データ分析ができるようになりました。せっかくのデータですから、単に数字をながめているだけでなく、なんとかしてこれを使ってスコアアップにつなげたいところです。

スコアアップが目標なので、まず把握したいのは自分のウイークポイントです。きちんと分析&把握することで、すぐできる改善策が見つかることも!


スコア管理アプリの分析データ


スコア管理アプリから見る自分のデータは、プロゴルファーにでもなったかのような錯覚にもなり、これを眺めているだけでも楽しいものです。

フェアウェイキープ率、平均パット数、パーオン率、ボギーオン率、リカバリー率などを初めとして、どっちに外したか?とか、パーやボギーの率とか。

しかしなんとなく漠然としたものばかり・・・。

さて、これをどうスコアアップにつなげるか?

・パット数を減らす?
・パーオン率を上げる?
・OBを減らす?
・フェアウェイキープを増やす?
・リカバリー率を上げる?

どれも真っ当な答えですが、

それぞれの数値を単体で考えるのはどうも違うような気がしました。パーオンが増えるとパットも増えますし、ラフの方が打ちやす状況や、良い結果が出ることもあります。


シンプルに傾向を把握してみる


スコアを並べ替えて分析する

そこで直近20ラウンドを、ごくごく簡単な数字だけに絞って抜き出しました。そしてスコアの良かった順にソート(並べ替え)。さらに見やすく色を加えました。

良かった数字は黄色、悪かった数字は紫色。

季節や天気も違えば、コースやその難易度もまちまちですが、それらが極端にスコアに影響したものを除けばハッキリと傾向が表れてきました。

スコアが良かった日は、
3回以内にグリーンに乗せてパットを頑張った!

スコアが悪かった日は、
グリーンオンまでに打数がかかり過ぎ!

というのがデータから見た誰が見てもわかる結論です。でも数字だけでは判断出来ない部分を加味する必要があります。悪い原因を引き起こした原因です。

・OBを打ってしまった。
・ペナルティエリアに打ってしまった。
・狙えない場所にボールがあった。
・難しい場所にボールがあった。
・単にミスショットした。

こんな感じでしょうね。自分をいじめるような言葉に置き換えると。

・欲張ってOBを打った。
・気になるのに無理してペナルティエリアに入った。
・狙えないのに無理をした。
・難しいのに無理をした。
・状況判断が甘かった。

こんなところでしょうか。

あくまで平均スコアが80台後半の私個人のケースですが、一般的に気にすることの多いパット数やパーオン率よりも、もっと分かりやすい部分が原因でした。

ここ最近は、ウンド機会が減っているのに、80台前半以内で回れるという慢心の中での雑なゴルフになっていますので、自分で言いながら耳が痛いです(笑)。


パーオン数が少ないとパット数も少ない


グリーン狙い

基本的には、パーオン率が低いとパット数も少なくなります。これは、極端に苦手意識のある場合を除いて、レベルを問わず表れる傾向だと思います。

ショートゲームが得意な人ほど、この傾向が強く出るのでしょう。

ファーストパットの残り距離が短いことや、アプローチすることである程度グリーンのラインが分かることもあるからです。また、具体的にラインを考える機会が、パーオンした時よりも増える、ということもあるもしれません。

また、パターでアプローチするということもありますから、グリーン脇からのショートアプローチなんかは、ファーストパットと同じと役割も果たすと言えます。

こう考えると、「パット数」だけを気にするよりも、「ショートゲーム数」として数を減らすことを考えた方が、スコアアップに繋がるような気がします。


残された数字だけでは分からないことも多い


ニアピン

例えば3オン1パットでパーだったとしても、ピンがすぐそばの花道からパターで寄せたものもあれば、残り100Y以上から3オンでパーだったこともあります。

ドライバーも2打目もチョロして、パーなんてことも結構あります。

小さいグリーンなら、スコアが110でパットが30なんて人もいるでしょうし、またその逆に大きくうねりが激しいグリーンなら、半分以上パーオンしてもパットで40で80台でのスコアで上がるというような場合もあるでしょう。

スコアメイクの要は、パット数であり、パーオン率なのは確かですが、これを見る限り私個人が80台前半でホールアウトするのに、パーオン率はほぼ関係ないようです。

ちなみに、パッティングは面白いですし、大好きで得意です!

最後に、私個人が平均スコアを手っ取り早くアップさせるため必要なのは、

2打でグリーン近くまで運んで、やさしいラインを残すようアプローチの精度を上げる!

ということになりそうです。

さらにもっと上を目指す場合は、また別の要素が必要になってくると思います。それでもまだパーオン率や飛距離ではないとも思っています。