
ドライバーとアイアンの間に何をどうセッティングするか?クラブセッティングの中でも最も迷う部分です。ここにやさしい得意クラブが1本あればと常に思います。
ユーティリティをどう考えるか?
私のクラブセッティングは、ドライバーとアイアンの間をカバーするクラブをユーティリティ1本だけに託した全10本です。なので便利な1本であって欲しいのです。
どうなると便利なのか?
私のアイアンセッティングは6番からです。この6番アイアンで170Yあたりまでは打つことができます。ドライバーはキャリーで220Y程度なので、この「約50Y」の間の距離を満遍なくカバーできれば「便利な1本」ということになります。
机上の計算だけで考えると2本入れたいところですが、200Y以上先のグリーンを捉える技術はないし、実際にコースでの必要性を感じないので1本で十分です。
やさしくて万能性を感じるロフト角

ユーティリティのロフト角は17〜30度くらいまで多彩です。当然ロフト角が立つほど難しくなりますが、実は寝ているユーティリティも難しいことを知りました。
いろいろ打ち比べていると、
23〜24度くらいが最もやさしく重宝する!
ことが分かりました。
これまでは27度のユーティリティを入れていました。しばらくこれを「便利な1本」として使っていましたが、ボールが上がり過ぎて距離をロスするミスがよく出ます。
特にコースで!
ロングホールで2オンが狙えるほどドライバーが飛ぶわけではないので、コースマネジメント上、6番アイアンの次のクラブが1本あれば十分だと考えていました。
この27度を万能に使おうとする所にミス誘発の理由があったかもしれません。
27度を万能に使うのは難しい!

私のユーティリティは短尺仕様なのでよく飛びます。練習では200Y級のボールが打てますが、コースではよく「上がり過ぎて距離をロスする」というミスが出ました。
ティーショットのレイアップ用としても不十分さを感じていました。
だったらレイアップ用のクラブを1本入れろよ!と突っ込まれそうですが(笑)、まあそれは今後また検討するとして、6番アイアンの次ではなくて、もう少し飛ばせるクラブで埋めた方がラクじゃないか?という結論に至りました。
技術がないとこういう選択肢に苦労します。
幸い使わなくなった23度のヘッドが手元にあったので、数日この2本を練習で使い比べた結果、27度の距離は23度で打てるという当たり前かもしれない結論が出て、シャフトを挿し替えれば難易度も大きく変わらず打てるという結果になりました。
シャフトを23度のヘッドに挿し替え

ということで先月リシャフトしたばかりの27度ユーティリティでしたが、このシャフトを23度のヘッドに挿し替えてもらうことにして本日完成しました。
変更前PING Anser Hybrid(27度)
CHIPGOLF ADC-1 F0 SL-U
長さ:38.0インチ/総重量:349g/バランス:C6
変更後
PING Anser Hybrid(23度)
CHIPGOLF ADC-1 F0 SL-U
長さ:38.5インチ/総重量:345g/バランス:C4
23度ユーティリティの弾道データ

長さなどロフト角以外のスペックはほぼ変わらないので同じように打てます。予想通り難易度が上がることもなく、打感はむしろこっちの方が良いですね。
ミスショット時のロスもかなり少なくなりました!
試し打ちの飛距離は、振って約195Y、ミスしても175Yという具合でした。いずれもキャリーの飛距離です。上の写真が平均的な弾道となりました。
平均飛距離は27度の練習データと10Yも差がありませんが「勝手に飛ぶ」という安心感がこれほどやさしく感じるとは、今さらながらに思い知らされました。
実際にはコースに出てみないと分からないこともありますが、不思議とやさしくなった感じがありました。フェード打ちで距離を抑えることもやってみました。

あれ?こんなに簡単だっけ?
ドローヒッターなので、フェード狙いでほぼ真っ直ぐという感じですが(笑)、上がり過ぎるという心配のないロフト角なので思い切ってフェードが狙えます。
これは本当に「便利な1本」になる予感!
これでコースに出て、必要ならまた微調整してもらうって感じでしょうか。