クラブチャンピオンに輝くこと5回のパット名手が今回の主役。勝負の方もそのパットが明暗を分けました。とにかくしっかりとインパクトされるパッティングは必見。
ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)アウトコース
2019年2月17日放送
ChampionTee:7173Y/CourseRating:74.9
山本善隆プロVS橋本幸治さん(アマ)
今回のコースは言わずと知れたトーナメントコースでした。プロが知らないようなコースの方がアマチュアは有利に思えるのですが、果たしてどうなんでしょうか。
今回の侍は、そのABCゴルフ倶楽部所属の橋本さん。大阪出身の私としては「関西のおっちゃん」的な雰囲気があって、若い頃の私の父に似ていて親近感が持てました。
1年で100切って、父から会員権をプレゼント
そんな橋本さんですが、高校生の時にお父さんから誘われてゴルフを開始。毎日勉強もせずに練習を続けていたそうです。スコアは1年経たずにで100切って、お父さんから会員権をプレゼントしてもらったとか。なんか世界が違うというか羨ましすぎます。
ということは19歳でクラブ会員デビューされたということでしょうか。
羨ましいのが半分で、ちょっと妬んじゃいますね。ゴルフには時々こういう環境の差が出てしまいますが、ないものをうらやんでもしょうがないです。とほほ。
続けますと、ゴルフを初めて10年で1ケタのハンデに。クラチャンには、以前所属されていた島ヶ原カントリークラブで3回、現在のABCで2回という実績です。
あと、スタート前のオナー決めのジャンケンで判明した「左利き」という事実。ゴルフ以外は左利きなんだそうです。なんかここに秘訣があるんでしょうか。
橋本幸治さんのクラブセッティング
アイアンセットがPXG。パターもスコッティキャメロンと、下世話ですがこちらにもお金がかかっています。ここに至るまでのクラブ遍歴にも興味が沸きました。
特徴的なのは、フェアウェイウッドでロフト違いの3Wが2本入っている点。放送でこの部分への言及はありませんでしたが、使い分けの意味を知りたいと思いました。
その下はユーティリティが3本で、アイアンは6番からのセッティング。スペックもハード系ですが、しっかりと振り抜かれるヘッドの走らせ方が印象的な方です。
とにかくパッティングがお上手!
パッティングに難がある山本プロに対して、パッティングが得意な橋本さん。当然のことながら勝負の明暗はこのパッティングにあり、見応えもありました。
橋本さんは、スタートホールでいきなり長いパーパットを沈めてプロに強烈な印象を与えます。一進一退で進んだ16番でも長いのを沈めたのがさらに印象的でした。
パーオンするわけでもなく、アプローチもすごく寄るわけでもないのですが、このパッティングがあればスコアメイクや相手へのプレッシャーも相当だと感じました。
パッティングのインパクト音がしっかりしてました!
2パットされたのは、バンカーショットが出すだけになった時と、アプローチで大きなミスをされた2回だけだったような。グリーンの読みにタッチをしっかりでした。
私もゴルフの中ではパッティングが一番好きですが、長くても短くても読んだラインに対してしっかりタッチするという読みと実行力と技術がお手本になりました。
深いラフでもスコアが作れることに感心
さすがにトーナメントコースと言わんばかりの深いラフが印象的でした。橋本さんは、パッティングを武器に前半から寄せワンのパーを次々に拾うわけですが、ティーショットがラフ、セカンドもラフからが多く、深いラフからのアプローチが多かったです。
深いラフからもでなかなかボギーは打たない!
これもあのパッティングがあればこそなんでしょうね。
タラレバですが、フェアウェイから打っていたらもっとパーオンされたでしょうし、アプローチももっと寄って、放送よりも凄いゴルフをなさるのかもしれません。
ABCゴルフ倶楽部は距離もしっかりあります。今後お歳を召してもこのパッティングがあれば当分の間は活躍を続けられることでしょう。感心!
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