室屋修一ラウンドスキルチェック

室屋修一コーチのレッスン会ですが、段階別に習得内容をチェックする「実力診断」があります。これはラウンドスキルをチェックするもので、シミュレーションゴルフのラウンドモードを使って行われます。ということで早速体験してきました。

シミュレーション打席で仮想ラウンド


レッスンを受けて練習を重ねても最終的にその技術を使うのはラウンドです。現状の技術を使ってどうマネジメントできるか?が問われます。

一般的にはそれを診るのにラウンドレッスンというものがありますが、実際のコースを使うと数万円という結構なお金がかかるし、往復の時間もかかります。

これをシミュレーションゴルフのラウンドモードで行います。

指定されたコースをUT、8番アイアン、PW、パターの4本で9Hプレー

診断してくれるのは若林由美プロです。

シミュレーションでも本コース並みの緊張感

チェックシート片手にしたプロが打席横に立つだけで緊張感が増します。シミュレーションとは言えたった4本でスコアメイクしなければならないので、ショット力はもちろんですが、むしろコースマネージメントの方が重要なのかもしれません。

話を聞くと、皆さんかなり緊張されるとのことでした。それも当たり前。プロに凝視されながら行うマンツーマンの進級テストのようなものですからね。

これで実際のラウンド以上かもしれないの緊張感が作られるわけですが、実際のコースと違ってマットから打つので多少ダフってもある程度は飛びます。

しかしそう言った結果オーライでも、基本的なショット力は厳しくチェックが入りますのでシミュレーション画面で結果が良いだけではダメなようです。


ラウンド診断中もキャディのように助言がもらえる!


ゴルフ力診断の内容チェック中

このように緊張感のあるラウンド診断なわけですが、個別にレッスンカルテがあるのでその人の実力や精度に応じた攻め方など、ラウンド中にアドバイスももらえます。

プロがキャディをしてくれる仮想ラウンド!

というわけですね。

ティーショット、2打目、アプローチ、パッティングという4本の状況に分けて、スコアとは別に打点・リズム・流れなどがチェックシートに記録されて行きます。

とは言っても横から「あーだこーだ」言われるのではなく、受診者のマネジメントがメインとなってプロと相談しながら進行していくという感じです。


スコアの目標は4本で50切り!


シミュレーションでラウンドレッスン中

ちなみに私は基礎レッスン&講義を受講しただけなので、次の段階へステップアップさせてもらえるかという診断でした。ですのでスコア目標は50切り。

4本ですからティーショットは主にUT(23度)となります。ティーショットだからと言ってティーアップはさせてくれませんが、診断なのでしょうがない。

SWは使わせてもらえないので、アプローチもPW1本で行うことになります。

シミュレーション打席にはラフ用マット、バンカー用マットがありますが、この診断ではすべてのショットをフェアウェイ用のマットから打ちます。

あくまで基本的なショット力を診るためというわけです。

でもバンカーに入ったり、画面上でラフや厳しい位置からのショットになると、フェアウェイマット(通常のマット)からなのに緊張して力んでしまう人が多いとか。

シミュレーションラウンドでのスコア結果

ということで、約20分で9Hを終えました。

パッティングに苦戦して終盤までボギーがやっとでダボも2つ打ちました。最後に盛り返してようやく45というスコアで終えることができました。


「ゴルフ力診断」の診断結果について


ゴルフ力診断結果

シミュレーションゴルフで出たスコアとは別に後日カルテが出ますが、終了後にもウイークポイントの指摘や反省、良かった点などのレクチャーを受けます。

距離や使用番手が分かるショットの内訳を表した表、同じくパッティングの表。そして打点やリズム、流れを番手ごとに5段階評価したグラフも出されます。

実は、自覚とは違うウイークポイントを指摘されるのを嫌う人が多く、ここが最も気をつかう部分だとか(笑)。まさに「ゴルフレッスンあるある」ですね。

でもここでお茶を濁しては本末転倒なので、シビアに診断するそうです。

若林プロの総評
ショットについては、距離をコントロールする場面でダフリのミスが出た以外は問題なかったように思います。これがPWの打点部分で辛めの減点要素になっています。パッティングについては、上りのパッティングでのショートが目立ちました。今後はビルド(BUILD)の講義に一度参加いただき、1WとSWの精度を確認ください。

総評はこんな内容でした。

ドライバーとアプローチの精度がイマイチで、上りのパットが打ちきれない。まさに思い当たる部分ばかりで、先日のラウンドでもその通りでした・・・(苦笑)。


室屋修一メソッドの3段階レッスン


室屋修一メソッドのレッスンは、大きく3つの段階に分かれています。この段階を進むたびにこの「ゴルフ力診断」を受けることになります。

検定をクリアして進級していく感じです。

3つのカテゴリー

ENTRY(エントリー)入門&基礎編
BUILD(ビルド)組み上げ編
FLEX(フレックス)適応&応用編

それぞれの実践前に講義という受講もあります。

室屋コーチは、「ボールを打つだけでは学べないこと」というのを重要視して、実技前に必ず頭を整理するという意味で、「ゴルフ講義」が設けられています。

初めての方も講義は受けられますが、実技的にはまず「ゴルフ力診断」を受けてショット力とマネジメント力を診断されます。ラウンドレッスンのようにラウンド内容についてのレクチャーを受けますが、レッスンを受けるか受けないかは自由です。


スコアを縮めるためのレッスン


レッスンというのはスコアを縮めるためのものなので、まずは結果や自分が行っていることが全て!という具合にこうして進めてくれるのはありがたいです。

今回体験した「ゴルフ力診断」ですが、シミュレーションゴルフを使ったラウンドレッスンと言えると思いました。都心の池袋でラウンドレッスンが出来るわけです。

ちなみに「ゴルフ力診断」はマンツーマンで30分4,000円。

高いお金を払って遠くのコースまで行くよりも、経済的で時間もかかりません。

こうしてレッスンだけでなくラウンドする様子をチェックしてもらうことで、よりスコアアップに繋がるレッスンになるんだと実感しました。教える側もしかりでしょうね。