ミドルアイアンのようにやさしくて飛距離も出したい!そういう都合の良さを求めたいのがユーティリティというクラブだと思います。簡単に実現することではないですが、今回のリシャフトはこれまで以上にそこに近づけたかな?という印象になりました。
チップゴルフの短尺シャフト
今回のシャフトは、主にシニア&レディース向けに開発されたタイプです。同時にそれ以外の人でも「より短くしたい人向け」として今月発売開始になりました。
短い、軽い、柔らかいを推奨しているラインナップですが、中でも最も柔らかく&短くできるのがこのF0(エフゼロ)タイプです。昨年末にドライバーをこのF0タイプにリシャフトしたところですが、この発売日を首を長くして待っていました。
このシャフトは、
37インチまでの短尺化が可能
というのがウリなんですが、こうなってくるともうミドルアイアンの長さです。
自分のアイアンで7〜8番あたりの長さを調べてみて下さい。最近は飛距離系アイアンが多いので、メーカーによっては37インチだと9番相当ということもあるかも。
ただ、短ければ誰にもやさしく簡単になるということではないです。
人によって、また使用ヘッドとの相性などによって、フィッティングしながら37〜38インチの間で模索しながら決定するようです。
38インチでリシャフト
仮組みの状態で日を替えて2日間に渡って試打とフィッティングを繰り返しました。結局はこれまでより少しだけ短く38インチで仕上げてもらいました。
もっと短くしたかったのですが、いきなり切ってしまうと元に戻せないので暫定的に38インチで使ってみます。再調整は無料で行ってくれるということもありますし。
ヘッドはずっと愛用しているピン・アンサーハイブリッドです。
PING Anser Hybrid(27度)
CHIPGOLF ADC-1 F0 SL-U
長さ:38.0インチ/総重量:349g/バランス:C6
ヘッドの特性を考えるとあまり短尺向きではないようで、組み上げには少し苦労をかけてしまいましたが、長年使っている愛用品なのでわがままを通させてもらいました。
弾道データチェック
室内練習場のシミュレーター&レンジボールを使用してのデータなので、部分的に怪しい箇所もありますが、初日にしては良いデータが出ました。
このクラブの次の番手が6番アイアンで、キャリー160〜165Yなのでちょうど良い感じになりました。慣れればもう少し飛距離を出したり出来そうな雰囲気です。
ユーティリティのセッティングは今のところこれ1本の予定。
175〜200Yあたりの打ち分けがこれ1本で出来れば良いと考えています。しばらく使ってみて足りないと思ったらまた1本追加することを考えます。
もう少し短くもしてみたいとも思っているので、実際にコースで使用して短く握って試してみたり、どういう結果がでるかデータを取りながら検討してみます。
短尺ユーティリティの推奨ヘッド
ちなみにチップゴルフが推奨している推奨ヘッドはこれ。イオンスポーツのGIGA−HS797というユーティリティヘッドです。素材、重心位置、ヘッド重量などで今のところ最も短尺化に適しているらしく、前に飛ぶ強い弾道が打てるとか。
試打クラブもこのヘッドで用意されていました。
渡し派フェース色が黒いのが好みで、打感も弾くタイプよりも柔らかく感じるのが好きなので今回はチョイスしませんでしたが、合ってるというのはよく分かります。
そろそろ愛用のヘッドもボロボロなので、またこれとは違う適正の合ったヘッドがどこかから登場するまでは、今のままで使い続けたいと思っています。
ユーティリティはやさしく!
ユーティリティというクラブは、ロングアイアンの代わりだったり、アイアンとフェアウェイウッドとの距離差や役目を埋める位置づけであったりします。
また名前のとおり、やさしく便利に使えてこそのクラブです。
ユーティリティが使いこなせると、スコアメイクがかなりラクになります。必要とする役割を明確にして、やさしいユーティリティを探すことをおすすめします。